よりよい セルフイメージ を持つには…
セルフイメージと潜在意識
ある本の中に見つけた一節を
引用してご紹介致します。
--------ここから引用--------
自分自身に、
「僕は三回失敗してしまった」
と言う時に起こることと、
「僕は敗北者だ」
と言う時に起こることの違いに、
気づきなさい。 (S.I.ハヤカワ)
-------引用ここまで --------
自分のとった行動や体験に対して、
言葉によって判断を下すと、
それは、相手にも自分にも強く印象付けられ、
潜在意識にインプットされます。
確信を持って言った言葉であろうと、
何気なくつぶやいたひとことであろうと、同じこと。
潜在意識は、事実と想像の区別がつかず、
判断も分析もしないからです。
「私は○○○だ。」と自分自身を言葉で断定すると、
その時から、まるで呪文のように作用して
毎日の生活に、影響を与え始めるかもしれません。
きっかけとなった出来事をもう忘れてしまった頃に、
顕在意識では自覚できないほど緩やかな変化となって、
気分や思考や行動が変わっていくとしたら、
セルフイメージとは、見過ごすことのできない
重要な要素であると思いませんか?
自分とは、このようなもの…、
その意識が、周囲の反応をも変えることがあります。
たとえば、それほど卓越した魅力を持つわけではなく、
美男美女でもないのに、異性にも同性にも好かれ、
人気のある人たちがいること。
彼らに共通するのは、
「自分は在るがままで皆に受け入れられ、
好かれている」というセルフイメージを
意識的、無意識的に持っていることです。
よりよいセルフイメージを持つためには、
まず、これまでに潜在意識に蓄積された、
負の自己像を変容させること。
主観的に見て、あまり満足できない人生であったとしても、
どこかしらに光を見出すことはできるはずです。
まとめて否定するのはやめた方が得策です。
そして、理想の自己イメージを、
さらに付け加えていかれればよいのですが、
あまりに非現実的な、スーパーヒーロー・ヒロイン的なイメージでは、
かえって「そんなことあるだろうか?」「有り得ない」
「無理だ」と心理的名フィルターにかかって
振り落とされてしまいます。
過去の輝かしい体験で味わった感情、満足感や充実感、
現在ある長所や美点などを、少しだけ強調したモードならば、
その点、摩擦なく浸透してゆくでしょう。
このように書くと、より良いセルフイメージを持つのは
なかなか難しいものだと思われるかもしれませんが、
私たちは、日常、これと似たようなことを
無意識に繰り返しているのです。
潜在意識を味方につけて イメージアップをはかるノウハウ
ユニーク アイ メンタル サポート では、
潜在意識の活用セミナーの中で、
ノウハウをお伝えしていますが、ふだんの生活の中でも、
お一人で行えることがあります。
自分で自分のことを、ご友人や知人、初対面の方に語る時、
決して卑下したり、謙遜しすぎたり、
否定したりしないように心がけましょう。
出来る限り肯定的な言葉を選んで使って下さい。
もしも、大きな失敗をしてしまった時は、
「たまたま今回はこうなってしまっただけ。次はきっと大丈夫」と
思い直して、すぐさま気持ちを切り替えてみましょう。
それを言葉に出して言ってみると、効果倍増です。
因みに、個人セッションやセミナーでは、このような時、
イメージワークも併用します。
望ましいご自分のイメージを視覚化してみます。
毎日のちょっとした心がけが積み重なって
自己暗示として作用し始め、
セルフイメージを自然に修正し、向上させてゆくのです。
自己紹介とセルフイメージ
このことと関連するのは、学校、地域、職場など、
さまざまな場面で必要な自己紹介です。
初対面の人に対して、自己紹介をする時、
何について伝えようとするでしょうか?
どんな言葉を使って、どんなふうに伝えていますか?
肩書きや地位、経歴、仕事の内容などのほか、
家族構成や趣味、特技など。
大人同士では、定型的なパターンに沿っていることが
ほとんどですが、子どもたちや学生さんの自己紹介を聞いていると、
興味深いことに気付くことがあります。
自己紹介の仕方から、自分のことをどう思っているか、
その方のセルフイメージが垣間見えるのです。
たとえば、嫌だと感じている自分の性格の一面。
嫌だと感じていればこそ、口に出さない方もある一方で、
本当は嫌なのだけれど、親や周囲の大人たちの言う言葉を受け入れて、
自分でもつい、同じことを言ってしまう、ということがあります。
「僕は、けっこう短気なんですけども、
でも、サッカーの試合をする時は、そんなでもなくて……」
短気というのは、おそらく、周りの大人たちから、
よく言われている(いた)ことなのでしょう。
「あなたは短気だ」という言葉が、
暗示として、潜在意識に入ってしまうと、
言われた時点では、それほど短気でなかったとしても、
無意識のうちに、いっそうその傾向が強くなっていくことがあります。
自分では短気だと思っていなくても、
何かの折に、「短気」が話題に出る時、
過剰に反応してしまうといったことも起こり得ます。
そのことが事実であろうとなかろうと、
潜在意識にとっては同じことです…
なぜなら、潜在意識には、「判断する」というはたらきがなく、
したがって、受け取ろうとする情報を
正誤に照らして取捨選択することもないからです。
ですから、私たちは、他者に対して、
「あなたは○○だ」といい続けることが及ぼす影響について、
もう少し自覚的であってもよいと思います。
特に、相手が子どもの場合は、
出来る限り、ネガティブな表現は避けた方がよいでしょう。
いろいろなことを言われながら大人となった私たちは、
自分の発する言葉に、注意を向けてみると
よいと思います。
自分自身について、
無意識のうちに、どのように表現しているでしょうか?
もう思い出せないくらい昔、親か誰かに言われたことを
何となく受け入れて繰り返してはいないでしょうか?
ニュートラルな形容であるならば、まだよいのですが、
欠点や弱点の指摘のように、自らを貶めるような
言葉を使っているとしたら、問題です。
もしもそのことに気付いたならば、
今からでも遅くはありませんので、
すぐに改めた方がよさそうです。
自己暗示として、潜在意識に落ちて定着し、
ますますその傾向が強まっていく前に。
試しに、自分の現在のセルフイメージに、
こうありたいと望む部分を付け加えて、
それを声に出して言ってみると、
どんな感じを受けるでしょうか?
「事実ではない」と感じて、ドキドキするでしょうか?
それとも、少々よい気分になるでしょうか?
短い言葉による肯定的な宣言をアファメーションといいます。
なりたい自分をイメージして、アファメーションを作り、
声に出して繰り返して言う方法は、
潜在意識、顕在意識双方に働きかける有効なテクニックです。
なるべく違和感のない、ご自分に合った言葉を使うとよいでしょう。
セルフイメージは、やがて、
他者があなたに対して持つ、あなたのイメージとなっていきます。
現在のご自分のイメージが
あまり好ましくないのであれば、
それが形成されるに至ったプロセスを遡って癒し、
こうだったらよいと望むイメージへと
変容させていくことができます。
低い自己価値や自己否定があるならば、
年齢退行、胎児期退行、前世療法など、多次元セラピー、
ヒプノセラピーのセッションで、それが形成された起源を探求し、
過去からの否定的な影響を解放することができます。
「潜在意識の活用セミナー」では、
暗示の法則と潜在意識の特性を知り、
自己暗示によってセルフイメージを改善する方法を
わかりやすくお伝えしています。