多次元セラピー、ヒプノセラピー、退行療法、暗示療法、前世療法…
催眠療法、退行療法、暗示療法 … など
どれもヒプノセラピーと関連の深い言葉があります。
ヒプノセラピーと催眠療法は同じ意味だと考えてよいと思いますが、
退行療法とは異なります。
一般的に国内では、ヒプノセラピーとは、
退行療法、暗示療法の両方を含むものとして受け取られています。
退行療法とは、退行(過去に戻る)セラピー。
これに対して暗示療法とは、暗示を使うセラピーなのですが、
多くの場合、退行をしないタイプのセラピーと同じような意味で
使われることか多いようです。
前世療法が、退行療法の一種だということは既にご存じでしょう。
今では人気を集めている前世療法ですが、
私がヒプノセラピーを学んでいた頃は、
胎児期退行、年齢退行と並んで「過去生退行」と言われ、
「前世療法」と呼ぶ人は、周囲にあまりいませんでした。
その頃使っていたテキストにも、
過去生(過去世)退行と表記されていました。
今では「前世療法」というほうがわかりやすく、
前世という響きの怪しさも薄れ、格段になじみやすくなりました。
言葉の意味は時代とともに変化し、
微妙なニュアンスが加わることもあります。
多次元セラピーをセッションに取り入れ始めた2006年当時、
「多次元セラピーは退行療法です」とお伝えすると、
それはヒプノセラピーなのか、そうでないのかと
聞き返されることもしばしば。
「退行療法」は、前世療法などと比較すると、
単独ではまだそれほど普及していない言葉だとしたら、
少し残念なことです。
ハンス・テンダム博士の多次元セラピーのレクチャーには、
(暗示療法ではない) 「退行療法」へのプライドと自負心が感じられました。
多次元セラピーのロングコースを2009年に修了後、
日々、個人セッションで多次元セラピーを実践する中で、
「退行療法」の認知度が上がり、
その効果についてもっとよくご理解いただきたいという思いが、
ますます強くなっています。
9月にホームページをリニューアルし、新しいスクールを設けたのも、
そろそろ退行療法としての多次元セラピーを、
ヒプノセラピーと区別して表現してよいと感じたためです。
これまでのスクールは「ヒプノセラピー・前世療法のスクール」
新しいほうは、「多次元セラピー・前世療法のスクール」という名称です。
新設の「多次元セラピーと前世療法のスクール」には、
暗示療法と自己催眠(自己暗示) が含まれず、
その代わりに、退行療法全般と、退行療法である多次元セラピーを
専門的にじっくりと習得していただけるカリキュラムとなっています。
名称の中に「前世療法」という言葉を加えたのは、
前世療法はヒプノセラピーの一種とみなされているか、
あるいは前世療法は退行療法の一種とみなされているか、
そのあたりをより明確に整理し、
一見してすぐにわかるようにしたかったためです。
多次元セラピーとヒプノセラピーの関係も、
両者の共通点と相違点をご理解いただけるように、
まずはこの二つの名称を区別することにし、
HPタイトルを「多次元ヒプノセラピー」から
「多次元セラピー・ヒプノセラピー」に変えました。
多次元セラピーと従来のヒプノセラピーとは
異なる手法であることをはっきりと示したい…、
退行療法としての多次元セラピーをもっとアピールしたい…
…そんな気持ちの表現でもあります。
これをお読みくださっている方の中に、
退行療法、前世療法、暗示療法のどのセッションがよいのか、
どちらのスクールを選んだらよいのか、迷っていらっしゃる方がありましたら、
どうぞお気軽にご相談いただければと思います。