多次元セラピー(=新しいトランスパーソナル退行療法)セッション、多次元セラピーのプロ養成スクールで心の癒しと原因不明の不調解放、多次元に渡る魂の探求、自己実現をサポートします。スカイプ・神奈川

書き換えをしない多次元セラピー

2021年01月09日

ヒプノセラピーを学ばれた方や、
ヒプノセラピーを受けたことのある方は、
「書き換え」という言葉をご存じかと思います。

今日は、皆さまからよくご質問をいただく「書き換え」について
お伝えしたいと思います。

「書き換え」は、ヒプノセラピーでよく使われる技法の一つです。

文字通り、過去の出来事を書き換えることによって、
実際に起こったこととは異なっていたかのようにしていきます。

書き換えは、
ヒプノセラピーが日本に入ってきた当初からあるもので、
現在も、数多くのヒプノセラピストの中で
支持され、用いられているようです。

私が初めてヒプノセラピーを学んだのは、
20年以上も前のことになりますが、
当時、通っていたスクールで、
書き換えについて、どのように行うのか解説があり、
実際に練習もした記憶があります。

当時、ヒプノセラピーの書き換えは、
ポピュラーで一般的な手法でした。

書き換えが用いられる場面として多いのは、
トラウマ的な体験です。

たとえば、子どもの頃、虐待を受けていたAさん。

そのトラウマを癒そうとするセッションで、
時間を遡って子どもの頃に退行していくと、
お酒を飲んで父親が暴れているイメージが現れます。
父親は、特に理由もないのに、その子に暴力を振るい始めます。

母親も家の中にいるのですが、父親を怖れて何もできず、
息を殺しています。
誰も、子どものAさんを助けたり守ったりしてくれません。

このような時、たとえば母親が毅然とした態度で父親を諭し、
Aさんをしっかりとかばい、暴力から守ってくれたように
ヒプノセラピストは「書き換え」をするかもしれません。

あるいは、父親が自分の言動にはっと気付いて暴力を止め、
Aさんに謝ってくれた…と 「書き換え」 るかもしれません。

いずれにしても、実際に起こったこととは異なる
もう一つの「現実」があったかのようにして、
Aさんの苦しみを和らげようとするのが書き換えです。

イメージの中で、母親には安全に守られ、
父親はもう二度とこんなことをしないと謝罪し、
子どものAさんはほっとして、心に安らぎを取り戻した…
という別のストーリーが作られたわけです。

Aさんの潜在意識の中で、虐待のトラウマが、
現実とは異なる、より平和的でポジティブな出来事に
取り換えられることを目指す方法であると
考えることが出来るでしょう。

このような技法が書き換えですが、
実は多次元セラピーでは、書き換えを使うことはありません。

その理由は、実際の出来事を、
別のストーリーや状況に変えてしまうのは、
表面的な操作に過ぎず、
持続的な癒しとはなりにくいためです。

あるクライアントの方は、書き換えの話をしている時、
「上から修正テープを貼るようなことですか?」
…とおっしゃっていましたが、的を射た表現だと思います。

修正テープは、時が経てばいずれ剥がれ落ちて、
その下に隠されていた辛く恐ろしい事実が露出するでしょう。

持続しないというのは、そういう意味です。

表面的に事実を取り替えてみても、
トラウマが無かったことにはなりません。

その出来事が起こった過去の時点から今日に至るまで、
その方は、絶え間なく、
否定的な影響を受け続けているのですから。

では、多次元セラピーでは、書き換えを使わずに、
どのようにしてトラウマを癒すのでしょうか?

その辛い出来事を回避したり、遮断したりせずに、
退行し、リアルに再体験をしていただくことで、
その時に感じていたさまざまな痛み、辛さ、苦しみ、
悲しみなどの感情や感覚、想念が浮上してきますので、
それらを余すところなく、丹念に解放していくのです。

感情、思考、感覚、そしてエネルギーの
あらゆる側面からはたらきかけます。

辛く苦しい出来事を再体験するには、エネルギーが要りますし、
簡単に行えることではありません。

けれども、ひとたび勇気を持って再体験をされると、
深い解放と癒しが起こり、
その後、その体験から影響を受けることは無くなっていきます。

このように、多次元セラピーでは、表面的な操作ではなく、本質的な解放を促すこと、
最悪の部分から目を背けず、
あらゆる影響を全てきちんと癒すことを原則としています。

世の中には、
セッション中のトラウマの再体験はなるべく避ける、
という方針を採るヒプノセラピストも少なくないようですが、
こうした方針とは、だいぶ異なるアプローチかもしれません。

しかしながら、これまでのセッションのケースを振り返ってみますと、
「書き換え」を用いるよりも、こちらのほうが、
はるかに深い癒しがもたらされていることが分かります。

過去の辛い出来事の書き換えを体験されて、
現在、何となく辛さが残ってしまっている、
すっきりしない、生き辛い…と感じられている場合には、
一度、多次元セラピーを受けてみてはいかがでしょうか?

ご参考までに付け加えると、
リアルな再体験が望ましいとはいえ、
やはりどうしても辛過ぎて再体験が難しい…という方には、
エネルギーレベルでトラウマを解放する
エネルギーヒーリングを選択していただくことが出来ます。

ヒーリングのセッションでは、
過去を思い出す必要がありませんので、
比較的、楽に受けていただけることでしょう。

ホリスティックヒーリング は、こちらのサイトでご覧いただけます。


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原因を探求するか? それともエンパワーか?

2019年08月14日

先日、クライアントの方から、
お電話でご質問をいただきました。

それは、ある問題で悩んでいる時に、
多次元セラピーのセッションをするか?
それとも未来順行セッションをするか? 
どちらがよいのか迷っているということでした。

とても良いご質問をいただいたと思います。
どちらも選択肢として適切であると思うためです。

結論から申し上げると、
いずれを選択されたとしても、OKです。

何か困っていることがある時、お悩みがあって辛い時、
なぜそうなったのか、時間をさかのぼり、
その問題の起源に退行して経緯を明らかにするのが、
多次元セラピー(=トランスパーソナル退行療法)です。

その時、何が起こっていたのか?
どんなことを考えて、何を感じたのか?
その結果、どのように行動したのか?

こうしたことを理解したうえで、
辛い気持ちや怒り、悲しみ、怖れなどの感情や、
不要な感覚、想念などを癒して、解放していきます。

言葉で書くと、シンプルですが、
入り組んだ詳細を一つ一つ明らかにしていくのですから、
探求のための気力と時間が必要となりますし、
潜在意識から次々とイメージを受け取っていくために
ある程度の集中力やエネルギーがなくてはなりません。

ほとんどのケースで、
催眠誘導開始から最長120分までという時間枠の、
ほぼすべてを使いきって、終えることになります。

多次元セラピーを初めて体験される方の場合は、
ひと仕事終えた達成感と共に、疲労感が残るかもしれません。

通常、お悩みがある時、人は、消耗し、
衰弱している状態が続いているものです。

エネルギーをお悩みに取られて、元気が無くなり、
意欲、活力のレベルが低下してしまいます。

あまりにも消耗が激しい状態で、
初めて催眠に入り、潜在意識からイメージを受け取っては、
それを言葉にしていくという作業をするのは、
少しばかり辛いと感じられることがあるのは、
ご理解いただけることだと思います。

問題には、必ず起源があり、
それにまつわる負の思考、感情、感覚が存在しています。

本当は、それらを特定し、
根本から癒していくのが良いことは、
言うまでもありません。

ところが、どうしてもエネルギーが不足してしまって、
なかなか思うようにいかないことがあるのです。

そんな時に、全く異なる角度から、
お悩みにアプローチしていく方法が、
未来順行セッションです。

未来順行セッションでは、
問題が解決して幸せになっている未来を訪れます。

そして、幸せな未来のご自分に、問いかけます。

どのようにして癒されていったのか?
そのために、どんなことをしたのか?

未来の幸せなご自分と出会うことで、
勇気と力を与えてもらえます。

いずれは問題が解決して自由で身軽になり、
こんなに幸せな毎日を過ごすことが出来るのだという
明るい希望を手にすることが出来ます。

何も思い悩むことがなくなった
元気いっぱいの未来のご自分から
たくさんのパワーを受け取り、そのパワーを現在へと持ち帰ります。

すると、問題は問題のまま、依然として残っており、
問題自体に直接ワークしたわけではないにもかかわらず、
不思議と楽な気持ちで、その問題と向かい合えるようになるでしょう。

魔法をかけられたり、奇跡が起こったりするのではなく、
現在の延長線上にある時間軸のどこかに、
悩みから解放されたご自分がいる…
そう思うだけで、救われた、気が楽になったと感じる方が
少なくありません。

いかがでしょうか?

このように、多次元セラピーも、未来順行セッションも、
その方を癒すことに役立つでしょう。

では、どちらを選んだら良いのでしょうか?

その方には、次のようにお伝えしました。

多次元セラピーと未来順行、
それぞれの特長やメリットについてお伝えすることは出来ますが、
現在のその方にとって、果たしてどちらが良いのかについては、
お会いしてゆっくりとお話をお聴きしてみないと
わからないことです。

いずれのセッションでも、まずは事前カウンセリングで、
お話をじっくりとお聴きするのですが、
そのお時間は、無制限です。

すなわち、その方がお話されたいことは、
基本的にすべてをお聴きします。

そのうえで、その方のご希望を伺って、
セラピストとしてのご提案もしながら、
ご相談して、選択していただくことが出来ます。

納得していただいてから、セラピーを始めることは、
きわめて大切なことです。

この納得感あればこそ、セラピーにフォーカスしていただけますし、
その方に具わった自己治癒力が、最大限、発揮されて、
素晴らしい収穫を受け取る可能性がひらかれていくのです。

セッションにお越しになる前に、
どんな種類のセラピーを選ぶのかと、
あらかじめ検討を重ねたり、結論を出しておいたりすることは、
必ずしも必要ではありません。

お一人で考えを巡らしているよりも、
セッションルームで、まずはゆっくりとお話を聴かせていただき、
ご相談していくほうが、お考えもまとまって、よりスムーズに、
最適なセラピーを選んでいただけることでしょう。

何かご心配なことや気になることがあれば、
メールでお気軽にご相談いただければと思います。

トランスパーソナルな探求と癒し 多次元セラピー 退行療法


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なぜそうなったのかを理解するために 多次元セラピーとヒーリング

2019年08月09日

多次元セラピーには、さまざまな特長があります。

その中でも、とりわけ素晴らしい特長は、
なぜそうなったのかを理解できること、
そのうえで、もはや必要のなくなった感情や想念、
有害なエネルギーなどをしっかりと解放できる
ことでしょう。

実は、この理解できることを求めてセッションにお越しになる方は
たいへん多いのです。

…というのは、たとえば原因のわからない心身の不調がある時や、
医学的な検査をしても、はっきりとした原因が見つからなかった時、
なぜそうなったのかがわかることは、心に安心感をもたらし、
精神的な癒しにつながるためです。

多次元セラピーでは、必要な時点に退行し、
身体、感情、精神など深いレベルで多面的に探求していきます。
まるで探偵のように、詳細を明らかにしていくのです。

その瞬間に何が起こっていたのか?
その時、どんな感情が湧いてきたのか?
何を考えて、どのような行動をとったのか?

それがわかることで、どのようなチャージがあり、
どのような癒しが求められているかが明確になっていくのです。

たとえば、透視リーディングやチャネリングでは、
リーダーやチャネラーの方が、
「こんな体験がありました。」「その時、怖い思いをしています。」と伝えます。

「体験」「怖い」という言葉を自分ではない第三者から聞いて、
納得されることもあるかもしれません。

が、多次元セラピーのセッションのように、
ご自分でその時点に退行し、緻密に「再体験」していくのと比べると、
迫真性のレベルが違います。

ありありと体験すると、傷付いた感情や癒されるべき体験が浮上して、
解放しやすくなるのです。

このように、多次元セラピーの探求で、
本当のところは何が起こっていたのか?
なぜそうなったのか? …を分かることは、
クライアントの方にとって、大きなメリットとなのですが、
実は、それだけではありません。

多次元セラピーを学んで、
他者の癒しのサポートをしたいと思われている方にとって、
大きな強みとなることを知っていただければと思います。

他者の癒しのサポートをさせていただきたい、
その方の心が穏やかさを取り戻すお手伝いをしたいと思われる方は、
さまざまなセラピー手法やヒーリングモダリティを学ばれるでしょう。

その一つに、エネルギーヒーリングがあります。

ヒーリングエネルギーを送って、
ブロックの解消や不調の軽減を促す方法は、
多次元セラピー同様、たいへん有益で、パワフルなものです。

しかしながら、その癒しのエネルギーを、
受ける側のクライアントの方が感知されているかと言うと、
残念ながら、必ずしもそうではないことがあります。

ヒーリングセッション中に、何が起こっているのか?
ヒーリングの後、何が変わっているのか?
…ということは、目には見えないエネルギーゆえに、
今一つ、実感しにくいことがあります。

エネルギー感度、感受性の鋭さには、個人差があります。

一つには、お悩みや問題があって苦しんでおられる方の多くは、
ふだんよりも感覚が鈍っているものです。

また、不特定多数の人々と関わる多忙なお仕事の方の場合は、
(過去に私も経験があるのですが)
ご自分の感性を閉じることで、雑多なエネルギー環境に適応しています。

ヒーリングは精妙な周波数やレイヤーを扱うため、
何が起こっているのか、何となく感じられたとしても、
マインドで理解するところまでいくのは、かなり難しいことでしょう。

全身全霊でヒーリングをさせていただいて、
ヒーラー側に、十分な手応えがあったとしても、
クライアントの方が、本当に癒しが起こっているのだろうか?
本当にこのヒーリングで変われるのだろうか?  
…と懐疑的になったり、半信半疑であったりするのでは、
癒しのプロセスにとって、決してプラスには作用しないでしょう。

さらにヒーラーにとっても、納得をしていただけない、満足度が低い…となれば、
たいへん残念なことだと言うほかはありません。

私は、この仕事を始めて間もない頃、
このことについて、考えるようになりました。
(当時も、セラピーのほかに、エネルギーヒーリングをしていました。)

セッションに納得して、見合う料金をお支払いいただき、
クライアントの方が、信頼感をもって、
癒しと変容のプロセスを「主体的に」引き受け、
自己治癒力をフルに発揮されるならば、
驚くような癒しと変容が起こる可能性がひらかれていきます。

ですので、エネルギーに対して幾分懐疑的な方や、
不安や不信を持っておられる方、
原因を探求したい方にとっては、
何が起こっているのかをマインドで理解することは、
とても重要なポイントとなるのです。

このような場合には、ヒーリングよりも、むしろ多次元セラピーのほうが、
納得と安心、満足感を持っていただけるでしょう。

多次元セラピーとエネルギーヒーリング、
この二つのアプローチには、それぞれにメリットがあります。

クライアントの方のご希望に応じて、より納得できるほうを選択していただくためにも、
癒しのツールとして、両方を併せ持ち、
その時々で、使い分けられることは、大きな意味を持っていると思います。

さらに言うと、実は、両者を組み合わせ、併用することで、
いっそう大きな変容を促すことにつながります。

もしもそのクライアントの方が、それぞれのメリットと特長を知って、
違和感なく受け入れていただけるならば、
積極的にお勧めしたい組み合わせとなります。

これから多次元セラピーを学ぼうとされている方の中に、
エネルギーヒーリングを既にされている方がありましたら、
多次元セラピーの中にもエネルギーワークが組み込まれていること、
多次元セラピーと併用することで、いっそう大きな収穫が得られることを
ぜひ知っていただければと思います。

エネルギーヒーリングは、エネルギーの世界がお好きな方や、
五感を超えたエネルギー感受性を生まれ持っている方が、
好んで使われているアプローチです。

一方で、多次元セラピーは、どちらかと言えば、
心理療法系やNLP系の方に、興味を持たれやすいかもしれません。

個人の自然な指向の違いや住み分けのようなこともあろうかと思いますが、
ご自分の得手不得手、好き嫌いでどちらかを選ぶのではなく、
お会いするクライアントの方の意向やテーマに合わせて、
柔軟に提案が出来るスタンスこそが、重要なのではないでしょうか?

他者の癒しのサポートをしたいと望む方は、今すぐにでなくても、
ご自分の癒しのツールの幅を広げるための研鑚を
続けていくことが役立つでしょう。

ある手法を学んだものの、結局は使われなくなったとしても、
学んだこと自体が視野を広げ、気付きと知恵をもたらし、
クライアントの方を多角的に理解するうえで、
意義深いことに違いありません。


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憑依を解放するワークで人生を取り戻す

2018年03月26日

多次元セラピーの中に含まれる
「憑依の解放ワーク」。

通常のヒプノセラピーには無い
斬新で効果の高いヒーリングワークです。

この「憑依の解放」というところにご興味を持たれて
多次元セラピースクールやセッションに
お越しになる方が少なくありません。

「憑依」という言葉は、
一見、恐ろし気で怪しい雰囲気ですが、
多次元セラピーには、明確な定義があります。

それは、
「その方に属していないエネルギーが
 否定的な影響を及ぼしている状態」。

…というと、
思い当たることのある方も、いらっしゃるのではないでしょうか?

属していないのですから、たとえばご家族や友人、知人、
職場の上司やライバル、元カレ… などから、
体を持たないエネルギー的なものまで、
憑依にはさまざまなケースがあるのです。

憑依が起こると、
慢性疲労や気分の落ち込み、悲観的な気分、
そして体調不良などが起こり、
不運や不幸な出来事が続くことも…。

自分とは全く関係がないという方もある一方で、
エネルギーに敏感な方や、エンパス、霊媒体質の方々にとっては、
日常によくある厄介な体験と言ってもよいででしょう。

憑依でお困りの方がたいへん多く存在していて、
ご自分でワークして、解放したいというご要望があります。

そうしたニーズは、
私が想像していたよりも、はるかにたくさんあり、
ノウハウをお伝えして、ご自分で憑依を取り除いていただき、
他者や外界からネガティブな影響を受けずに、
その方らしく、自由に伸び伸びと、
日々を過ごしていただけたらと思っております。

「憑依を解放するワーク」は、多次元セラピー上級コースの中から、
「憑依」に関係する部分のみを取り出してお伝えしているセミナーです。

「私はプロの多次元セラピストになる予定はないので、
多次元セラピー上級コースを受講する必要はないけれど、
憑依は自分で取り除くことが出来るようになりたい…」

これまでに、そう思う数多くの方々に習得していただきました。

憑依の解放は、目に見えないエネルギーにはたらきかける
トランスパーソナルなワークです。

ですので、ノウハウを習ったからといって、
「すぐに行えるようになるものなの? 」と思われるかもしれません。

驚かれるかもしれませんが、
「憑依の解放ワーク」には、
特別な能力や資質は、必要ないのです。

テキストの手順を理解して、それに沿って注意深く進めていけば、
通常、憑依の解放が起こります。

後は、経験を重ねて慣れていくこと。

実践する中で、何かわからないことがあれば、
フォローアップをさせていただいております。

「憑依を解放するワーク」の受講に要する時間は、
個人差が大きいのですが、短くて2日、長くても4日ほど、
料金は40,000円です。

習得されると、ご自分の憑依はもちろんのこと、
ご家族やお友だちにもワーク出来ます。

また、障害のある方や認知証の方、ペットなど、
対話が成り立たずワークが困難な方に対しては、
別の方を代理に立てて行う代理セッションが可能で、
その方法についても、セミナーの中でお伝え致します。

もしも憑依という言葉から、
何か思い当たることや気になることがありましたら、
いつでもお気軽にご相談いただければと思います。

私は、極度のエンパスと霊媒体質で、
若い頃から憑依的な影響に悩まされてきました。

そのころの辛さや苦しみを思い出すたびに、
多次元セラピーと出会えて、本当に良かったと感じています。

憑依があると、
自分の人生が、自分の人生ではなくなっていきます。

一人でも多くの方が、ご自分の力で憑依から解放されて、
人生や大切な人間関係を、ご自分の手に
しっかりと取り戻しされることを願ってやみません。

多次元セラピー 憑依の解放ワーク


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自分らしくいられない その4 憑依

2017年09月08日

自分らしくいられない原因は何か?

今回は、文字どおり、自分ではない何ものかによって、
自分らしさが阻害されているということを考えてみましょう。

自分ではない何か…とは?

多次元セラピーでは、
自分に属していないエネルギーという言い方をよくします。

その方のオーラ(エネルギフィールド)の中に、
その方に属していないエネルギーが入り込んで、
否定的な影響を及ぼしていることがあります。

多次元セラピーでは、それを「憑依」と呼んでいます。

言葉の響きは怪しそうではあるものの、
実際に自分らしくいられない経験をされたことのある方は、
何となくご理解いただけるのではないでしょうか?

自分のものではない感情、感覚、思考があることに
ご本人が気付いている場合があります。

また、そこまではっきりとはしないけれど、
何となく、いつもの自分ではないように感じている場合もあります。

このような感覚というのは、言葉ではなかなか言い辛いのですが、
自分で認識して受け入れている自分らしさ…というのとは
少し異なる感じ‥といったらよいでしょうか?

他者の思考や想念、エネルギーなどが、その方の中にあると、
敏感な方は、そちらに引きずられて、
思うように行動が取れなくなったり、
物事が前に進みづらくなったり、
自分のものではない感情に揺り動かされたりします。

ほかにもいろいろなことがあり、
多くの場合、疲労感や消耗、心身の不調を覚えます。

これまでのセッションケースを振り返ると、
私たちが想像している以上に、
こうしたことは、日常、頻繁に起こっているようです。

たとえば、ご両親や祖父母が、その方のことを気にかけ、
心配や不安を向けている時、
その心配や不安などのエネルギーが「憑依」してくると、
たとえ親心や思いやり、善意からであっても、
その方にとって、マイナスの作用をもたらしてしまいます。

亡くなった親族の方の後悔や心残り、執着などが
その方に入り込んでしまう場合もあります。

人が発する想念や感情のパワーは、
時に破壊的な影響力を持つということです。

憑依を受けたその方が、故人を深く愛しており、死別を惜しみ、
故人に依存していたり、愛着が深過ぎたりする場合には、
その方のほうから、憑依を引き寄せてしまうこともあります。

憑依については、実に多様なケースがあります。

多次元セラピーでは、なぜ憑依を受けてしまったのかを解き明かし、
解放に向けてはたらきかけていきます。

トランスパーソナルな領域も扱いますので、
目には見えないエネルギーの作用や、
驚くような現象の背後に潜む事情なども、
丹念に明らかにしていくことが出来るのです。

憑依を解き明かし、動機や目的を探求し、癒して解放する方法は、
通常のヒプノセラピーにはなく、
多次元セラピーならではのユニークな手法です。

既に書きましたように、自分らしくいられない原因としては、
親子関係やエネルギー感受性といったものもあり、
実は、「憑依」は、こうした別の原因とも
リンクしているケースが少なくありません。

人の心は複雑なものです。

オーラや輪廻転生なども含めて、
人間をトランスパーソナルにとらえるならば、
考え方、見方によっては、全てがつながり合い、
「原因はこれでした」と簡単に言うことは困難です。

自分の中に、他者のエネルギーが入り込んでいる時、
それを見つけて取り除く方法としては、
多次元セラピーを用いるほかに、エネルギーヒーリングがあります。

エネルギーヒーリングをしたり、
霊能力者の方に依頼したりする方法とは異なる、
多次元セラピーならではのメリットは、
どんなエネルギーが、いつ、何を目的として憑依していたのか?
その詳細がわかるというところでしょう。

とにかく解放したい、解放出来ればよいというのではなく、
何が起こっていて、なぜ自分らしくいられないのかを
深く探求したい方に、特にお勧めしたい方法です。
多次元セラピーで憑依を解放する


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人生を自分の手に ご先祖様に憑依されると?

2017年01月18日

揉め事や諍い、心身の不調などがあると、
ご自分の性格や言動が悪かったからこうなった…と反省したり、
不摂生、過労、ストレス過多、努力不足、適性の低い職種などを
主たる原因であると分析したりすることがあります。

他人や会社、家族、不運などのせいにするのではなく、
心の内側に目を向けて、しっかりと内省をされるのは
誰にでも行えることではありませんが、
セッションルームにお越しになる多くのクライアントの方々は、
ご自分を責め過ぎて、鬱々としてしまうことがあるようです。

後悔や自責の念は、心の健康ということで言えば、
あまりお勧め出来るものではありません。

否定的な想念や感情を長引かせ、
自然治癒力のはたらきが阻害されやすくなってしまいます。

おそらく世の中の大多数の方は、
自分に属していないエネルギーが
否定的な影響を及ぼす(=憑依) 可能性について
想像すらされていないのではないでしょうか?

多次元セラピーでは、これを「憑依」と呼び、
本来、在ってはならないこと、望ましくない状態、
セラピーで癒す必要がある対象とみなします。

ここで問題となるのは、憑依についての正しい情報が無いことによって、
ある種の憑依(エネルギー)を、むしろ歓迎されるべきものととらえて、
好意的に受け入れてしまうことです。

たとえば、ご両親や人生のパートナー、親友などをイメージしてみて下さい。

親密な絆で結ばれた大好きな相手のエネルギーが、
ご自分のエネルギーフィールド(オーラ)に付着または侵入するということを
望ましくないと考えることは、かなり難しいのではないでしょうか?

さらに、その方が既に亡くなられている場合には、
哀惜や愛着の思いによって、
いつも一緒にいて欲しい、守って欲しい、
ずっと支えて欲しいという気持ちになられたとしても、
それは自然な心の動きと感じられるでしょう。

仮に縁もゆかりもない何者かのエネルギーであったとしても、
その憑依存在が、友好的であり、的確なアドバイスを与えてくれる
頼もしい存在であったとしたら、いなくなってほしいと思うことはなく、
いつまでも仲良くしていきたいと受け入れてしまうかもしれません。

これこそが、憑依にまつわる厄介な問題の一つです。

好ましい憑依存在であると感じて受容してしまうと、
自分に属していない存在が居座ることを問題視しなくなります。

そして、多くの場合、何か問題が起こっても、それは自分が至らないせいであり、
憑依存在は懸命に助けようとしてくれているだけだと考えてしまう怖れがあるのです。

憑依存在は、たとえそれが最愛の相手や恩人、ご先祖様であったとしても、
決してそのままにしておいてはいけないものであることを
ぜひ知っていただければと思います。

自分以外のエネルギーが、オーラに存在していると、
人生や人解関係についての選択や判断、あらゆるレベルでの好悪などが、
その方の本質からのものではなくなってしまうためです。

気付かないうちにゆっくりと、あるいはある時点から急速に、
その方の人生は、その方のものではなくなっていくでしょう。

憑依している誰かの人生になっていることにも、
たぶん気付くことは無いでしょう。

その方が、今まで憑依ということになじみが無かった場合は、
このあたりのことについてご理解いただけるように、
セッションルームでは、丁寧に説明をしています。

なかなか難しいと思うのは、日本の美しい伝統として、
「ご先祖様がいつも見ていてくださる」
という絆や結び付きが強いことです。

ご先祖さまに手を合わせて、折に触れ、心を通わせることは
もちろん、否定されるべきことではありません。

見落としてはならないのは、そのご先祖さまが、
没後、十分に癒されて、高い次元から見守ってくれているのか、
それとも、子孫に対する執着が残り、
心配のあまり付きまとうようになっているのかということです。

生前、何かやり残したことがあり、それを果たしたいという強い思いから、
無意識のうちに、子孫の体や人生を使って、
思いを遂げそれを完了させようとしているならば、
どんなことが起こるか、想像してみて下さい。

多次元セラピーでは、憑依存在のことを、癒しを必要としている哀れな存在、
あるいは他者の体に入り込み留まろうとする利己的な存在と考えています。

相手に愛着を持ち、懐かしく慕わしいと思うことと、
体や意識を明け渡し、人生を乗っ取られることは、
全く別のことであると明確に認識しましょう。

誰か(子孫)に憑依している状態は、憑依存在(ご先祖様)自身にとっても、
望ましいものではありません。

愛着は愛着として、信頼や尊敬、愛の絆はそのままに、
憑依存在を十分に癒して、ご本人にとっての幸せを願い、叶えることが出来ます。

基本的には、心残りや執着、心配事などが無くなり、十分に癒されているならば、
あえて地上に留まり、誰かの体の中に居続けようとはしないものです。

その方のエネルギーフィールド(オーラ)の中には、
その方のエネルギーだけが在る…
それが健全な、あるべき状態です。

多次元セラピーでは、まず、誰が、どんな動機や目的で、
憑依をしているのかを明らかにしていきます。

そのうえで、癒す必要があるならば、
身体面、精神面、感情面、エネルギー面などあらゆるレベルから
十分に癒していきます。

すると、たいていの場合、他者のオーラに留まる必要がもはや無くなり、
居るべき自分の体や、光のもとへ、自ら帰っていこうとするものです。

その方のエネルギーフィールドから解放されたとしても、
愛着や親密さの絆は、損なわれることがありません。

癒された後の憑依存在は、より高い次元から、統合された意識をもって、
いつでもその方を見守り、祝福してくれることでしょう。

多次元セラピー 退行療法 トランスパーソナルな探求と癒し


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多次元セラピーのテーマとお悩みの詳細

2016年12月10日

多次元セラピーに対するお問い合わせのメールには、
お名前やメールアドレス、ご希望の日時などを書いていただいていますが、
そのほかに、ご相談内容、扱いたいテーマ、お悩みや問題なども
書いていただくことがあります。

ご相談内容とは、たとえば、
原因のわからない体の不調が1年近く続いている、
子どもにイライラして声を荒らげてしまい後で後悔する、
急に不安が襲ってくる、自分ではコントロールが出来ない、
人と一緒にいる時、緊張してしまって、思うように話が出来ない、
生きていて、ただ辛い、など。

こうした問題や状況について、メールに詳細に綴ってくださることもあれば、
何も書かれていないこともあります。

「何も書かなくても、お問い合わせや予約が出来るの? 」 
と思われるかもしれませんが、
実際には、全く問題ありません。

どのようなテーマをご希望であるのか、どんなお悩みがあるのかは、
セッション当日、事前カウンセリングにおいて、
直接、じっくりとお聴きすることが出来るからです。

まだ一度も会ったことのない相手に、深刻なお悩みをメールで打ち明けるのは、
ちょっと勇気が要ることではないでしょうか?

セッションルームで、向かい合って座り、
セラピストがどんな人物であるか、ある程度わかってから、
どこまで打ち明けるか、自然に選択されるものだと思います。

直接顔を合わせて初めて分かることはたくさんありますし、
セラピストといえども、人と人との関係には、
相性というものも、無いとは言えません。

ある時、現在の状況とご希望のテーマについて、
メールに細かく丁寧に書いて下さっていたことがあり、
それには、ある重要な理由があったためだということが分かりました。

問題やお悩みについて、あらかじめ伝えておかないと、
多次元セラピーが、そのテーマを扱うことが出来るのか否か、
判断できないと思われていたのです。

たしかに、取り扱うことが出来ないテーマならば、
ご予約いただいても意味がなくなってしまいます。

もしかすると、過去に別のセラピストさんのセッションで、
そのテーマを扱うことは難しいからセッションは出来ないと、
断られてしまったご経験があったのかもしれません。

私は、この10年間ほどを振り返ってみました。

お問い合わせメールに書かれていた問題やお悩みに
セッションをすることが出来ないとお断りしたことは、ありませんでした。

経験から言えるのは、どのようなテーマであっても、
多次元セラピーを使って、癒し、改善や解消、
変容のお手伝いをさせていただくことは可能であるということです。

ですので、多次元セラピーで対応が出来るのか、
テーマとして、取り扱えるのか否かという点では、
特にご心配いただかなくても大丈夫です。

実は、過去のケースには、本当にわずかではありますが、
倫理的な観点からお引き受けできないと判断した
1~2例の特殊なテーマはありました。

それは、簡単に言うと、心身の癒しとは直接関わりのないテーマであったり、
ご本人とご家族にとって有益ではないテーマであったりする場合です。

嗜癖を助長してしまうようなケースがそれに該当します。

もう一つ、大切なことがあります。

多次元セラピーは、トランスパーソナルな退行療法です。

潜在意識下の真実、魂や輪廻転生、
エネルギー的な相互作用といったものが、ごく普通に含まれています。

催眠状態という要素があり、トランスパーソナルなアプローチですので、
催眠や、トランスパーソナルな視点に違和感が在る場合には、
用いることが困難となるでしょう。

その方の心身のより良い状態や、健やかさ、自己実現、
その方が望む変容をもたらすことに役立つテーマであるならば、
通常のヒプノセラピーよりも、
トランスパーソナルな視野を持ってアプローチが出来る多次元セラピーは、
きっとお役に立つことでしょう。

多次元セラピー 退行療法 トランスパーソナル探求と癒し


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セルフイメージの危機 失われた自信や自尊心

2016年04月20日

このたびの熊本地震では、たくさんの方々が被災されています。
その方々が、どれほど過酷な状況におられるかと思うと、本当に胸が痛みます。

ご家族や大切な友人、知人の方が被災地域にお住まいの方も、
深刻な被害と、現在も起こり続ける余震に、大変な思いでいらっしゃることでしょう。

高齢の方や小さなお子さん、ご病気の方、障害をお持ちの方が、
必要なケアを一日も早く、しっかりと受けられるようになり、
被災地の全ての方々に、人間らしい生活が戻ってきますように、
心からお祈り申し上げます。

新年度が始まって20日ほど経ちました。

新しい環境や人間関係になじむのは大変なことで、
ストレスや疲労を感じていらっしゃる方も多いかと思います。

この時期、進学、進級、就職、退職、転居などを体験されると、
多くの場合、新しい環境や人間関係の中で、
日頃、考えることがなかったことを考えなくてはならなくなるものです。

それは、ご自分についてのイメージ、見方、評価などです。

慣れ親しんだ関係においては、周囲からの評価や自己価値は、
ある程度、安定したものとなっているはずですが、そうはいきません。

人間は、他者の目を通して自分を眺め、評価を上げたり、時には落とすこととなったり、
新たな側面を発見したりします。

文字どおり、新しい視点が生まれます。

こうしたことがストレスにつながって、危機的な状況を生み出すこともあるでしょう。

精神的に不安定となり、葛藤が生じたり、怖れを覚えて、
前に進めなくなってしまったり…

これまで通用していた方法やストラテジーが、上手くいかなくなった時、
一時的に混乱して、どうしたらよいのかわからなくなってしまうこともあります。

気力、意欲、エネルギーがそうした対応のほうに使われて、心身が休まりません。

自分が自分のことをどう思うかということは、生きていく上で、たいへん重要なことです。

自信を失くして自己価値が低下すると、何をしても楽しくなくなり、
良い結果につながらなくなるものです。

すると、これまで普通に使っていた、本来の能力や資質すら発揮がし辛くなり、
思うようにいかないもどかしさや焦燥感に苛まれ、
いっそう困難な状況を生み出す悪循環に陥るかもしれません。

セルフイメージが揺らぐことは、アイデンティティの揺らぎ、
自信が持てない時、自己価値が低い時、
そこにはそうなってしまった要因があります。

ライフイベント、急激な変化、事故、災害、挫折、逆境、辛い体験やトラウマなど
さまざまな要素が少しずつ積み重なり、
その結果として自分を見失ってしまうこともあるのです、

ご本人には、今、ご自分に起こっていることがよくわからず、
なぜいろいろなことがスムーズにいかなくなってしまったのか、
頭を抱えたくなってしまうこともあるでしょう。

人生の中には、良い時も、良くない時もあります。

良くない時のご自分を、本来のご自分であると思い込まないで下さい。

今、ご自分との関係が心地よくないと感じられているならば、
もしかすると本来、具わっているはずの何かが、
奪われたり、失われたりしている可能性があります。

失われているのは、自尊心であったり、自信であったり、喜びであったり、
あるいは生命エネルギーであったりします。

多次元セラピーには、失われた一部分を取り戻すための
ソウルリトリーバルというセッションがあるのをご存じでしょうか?

何が失われているのかがわからなかったとしても、
その方の潜在意識の中に入り、失くすこととなった起源に退行し、
探求して見つけ出すことが出来ます。

漠然と、今、何かがおかしい…、普通でないことが起こっている…
自分はこんなふうではなかったのに… と感じていらっしゃる方に
お勧めしたいセッションです。

何かご質問などがございましたら、
ユニークアイメンタルサポートまで、どうぞお気軽にお知らせ下さい。

多次元セラピー 退行療法 ソウルリトリーバル


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インナーチャイルドセッションへの懐疑と不信

2016年02月15日

インナーチャイルドは、言葉としてはよく知られるようになっていますが、
何だかよくわからないもの…と感じる方もあるようです。

皆さまからメールでいただくご質問の中でも、
インナーチャイルドに関するものは、比較的多いです。

たとえば、いちばん気になるのが、効果について。

インナーチャイルドワークをしてみたいと思い立ったら、
最近では、探し回らなくても、楽にセラピストさんを見つけることが
出来るようになってきました。

またインナーチャイルドを癒すセッションの中身についても、
ネット上にはたくさんの情報が溢れています。

そのためご自分にはインナーチャイルドを癒す必要があると感じておられる方は、
複数回、セッションに出かけていったり、
グループワークに参加してみたり、積極的にワークをなさっているようです。

ヒプノセラピー経験のある方は、もしかするとインナーチャイルドワークを
一度は試してみたことがあるのではないでしょうか?

どんなセッションなのか何となく知っていて、
やってみたこともあるけれど、どうも効果を実感できない…と
思っていらっしゃる方もあるようです。

たとえば、先日、いただいたご質問では、
これまでに複数のセラピストさんの所で、
「インナーチャイルド」という名称のセッションをしてもらったけれど、
残念ながら、どうも癒された気がしない…ということでした。

このことについては、ヒプノセラピスト、多次元セラピストの立場から、
お伝えしたいことが幾つかあります…

まず重要なポイントとして、インナーチャイルドの心の傷の深さには、
個人差がたいへん大きいということがあります。

深い傷を負っていて、今もその傷口が激しく痛む場合もあり、
癒しのプロセスが進んでだいぶ楽になられている場合もあります。

深刻に傷付いている場合には、
癒すのにある程度の時間がかかることになるでしょう。

私は、個人セッションやヒプノセラピースクールなどで、
一生かけて取り組むくらいの気持ちで、
気長に継続して癒していくことをお勧めしています。

たとえば、思考や行動パターンを癒して変容させる場合や、
憑依を癒して解放する場合、
または大人になってから体験した過去の辛い出来事を癒す場合には、
1、2回から5、6回ほどのセッションで、
目に見えて良くなられていくのに対して、
インナーチャイルドの場合は、
おそらく5回や15回などでは不十分かもしれません。

折に触れて、ゆっくりと、少しずつ、癒していくことをお勧め致します。

セッションに何度も足を運ぶ必要があるということではありません。

一度、セッションルームにてインナーチャイルドワークをされましたら、
要領がつかめると思いますので、ご自宅でも同じように
癒しを続けていっていただきたいのです。

インナーチャイルドワークというと、
ある決まったやり方をイメージされるかもしれません。

ヒプノセラピーで用いられるシナリオが、シンプルで互いに似通っていたとしても、
実際のセッションで、ヒプノセラピストさんがどのようなセラピーをするのかは、
実は、大きく異なっています。

シナリオはあくまでも大雑把な道筋に過ぎず、
そのクライアントの方に合わせて、どのようにしたら無理なく、深く、
癒しのプロセスが進むのかは、そのセラピストさんが考えながら進めていきます。

そこには、ヒプノセラピストさんの技量や経験値のほかに、
個性や人間性が関わるため、クライアントの方との相性という要素も入ってくるでしょう。

もしも効果がないと思われたら、タイプの違うヒプノセラピストさんを探してみるか、
またはご自分で本などを参考にして、インナーチャイルドを癒してあげるのも
よいかもしれません。

私は、オーソドックスなヒプノセラピーのインナーチャイルドと、
多次元セラピーによるインナーチャイルドの、
2種類のセッションをさせていただいています。

多次元セラピーは、トランスパーソナルセラピーですので、
一般的なインナーチャイルドワークのみならず、
その奥にある、もっと古い起源に遡って
探求しながら癒していきます。

この人生の幼少期、胎児期に、
なぜこのような辛い思いをしたのかということをさらに掘り下げていくと、
前世、過去生のカルマ的な出来事が関わっている場合が少なくありません。

ご希望に応じて、この人生の子どもの頃への退行に加えて、
胎児期、あるいは前世・過去生へも退行し、
身体、感情、精神面から丹念に癒していくのです。

もしも今生の過去に戻るのが辛いと感じられるならば、
前世・過去生の探求から始めてみるのも、一つの方法だと思います。

また過去へ時間をさかのぼっていくのは気が進まないという場合は、
通常の退行しないインナーチャイルドを選択していただけます。

インナーチャイルドワークは、一人で行えるCDや書籍が販売されていますので、
誰でも比較的気軽に行えるという印象があるかもしれません。

けれども、インナーチャイルドを癒すセッションは、
実は、かなり難易度が高いものであると、私は考えています。

多次元セラピー・ヒプノセラピープロ養成スクールでは、
常々、お伝えしていることですが、
インナーチャイルドの癒しは、細心の配慮を持って、
丁寧に行なわれる必要があります。

その方の状況と気持ちにしっかりと寄り添い、
繊細な気配りと洞察を求められるセッションなのです。

クライアントの方も、ヒプノセラピストの誘導にただついていくだけではなく、
心の奥に湧き起こる、さまざまな感情を受け入れ、味わう必要があります。

本当の心を正直に見つめることと、癒すことに対する明確な意思があるならば、
セッションにおいて、最善最高の癒しと変容を受け取られることでしょう。

ところが実際には、なかなかそうなりにくいケースがあることも否定できません。

傷付いたインナーチャイルドの背景には、幼少期の親子関係があります。

たとえば親御さんのご病気や不在などで、家庭の中に親役割を果たす方が無く、
まだ幼い子どもであるその方が、親に代わって家事をしたり弟妹の面倒を見たり
しなければならなくなることがあります。

また親の未熟さによって、親子の関係が逆転するなどして、
幼少期からその方が、精神的に親御さんを支えなくてはならない場合もあります。

もしも親からの虐待があったとすると、萎縮して、常に親の顔色をうかがい、
不安を抱えながら過ごすことになるでしょう。

このような体験が及ぼす影響として多いのは、
ご自分の気持ちがよくわからなくなり、
無意識のうちに、本当の自分の気持ちをないがしろにして、
周囲の人々の意向を優先し、期待に答えてしまうようになることです。

クライアントの方が、こうした傾向を、多少なりともお持ちの場合、
セッションにおいても、ヒプノセラピストの望んでいることを敏感に察知し、
自分の本当の気持ちはさておき、ヒプノセラピストの意向に沿う反応を
してしまいやすいのです。

本当は感じていないことを感じていますと言ってしまったり、
本当は気が進まないにもかかわらず、
言われるままにインナーチャイルドに話しかけたり…。

そうなりますと、ご自分の本当の気持ちがついてこない、
形ばかりのセッションとなりかねません。

これでは、残念ながら、終わった後も何も残らず、
効果も実感していただけないでしょう。

世の中に情報が出回っているおかげで、
気軽にトライしやすいインナーチャイルドですが、
セッション当日、いざインナーチャイルドが現れて、初めて対面してみると、
思いも寄らない複雑な思いが込み上げ、動揺してしまうこともあります。

予想もしていなかったご自分の反応に、驚かれてしまうのです。

こうした場合には、慎重な対応と繊細な配慮が求められます。
続けられない、続けたくない、もう嫌だと思ったら、
ヒプノセラピストに遠慮なくそう伝えて下さい。

いろいろ微妙な要素をはらんでいるインナーチャイルドですが、
本当の気持ちを伴ってワークが進み、
インナーチャイルドが癒されていくにつれて、心がほぐされてあたたまり、
ご自分のことをもっと受け入れ、好きになれるように変化していきます。

インナーチャイルドワークに懐疑的になっているならば、
一足飛びにそこを目指すのではなく、ゆっくりと、一歩ずつ、
ご一緒に進んでいきましょう。

インナーチャイルドに関する疑問や気になることなどがありましたら、
どうぞお気軽にお知らせいただければと思います。

多次元セラピーによるインナーチャイルド 前世・過去生の起源に戻って癒す


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気付かないうちに負っていた子どもの頃の心の傷を癒す

2016年01月18日

多次元セラピーによるインナーチャイルドの癒しは、
その方が子どもであった頃、どのような出来事が起こり、
どんな気持ちであったかを探求して理解できるセッションです。

一般的には、インナーチャイルドは、過去の時点に戻ることはないのですが、
多次元セラピーは退行療法ですので、時間を遡っていきます。

記憶に残っていなかったり、意識を失っている間の出来事も、
癒すことが出来ます。

ぼんやりとこんなことがあったかもしれない…と感じていても、
その時点に戻って、実際に再体験してみると、
思いがけない細部が判明したり、
隠された部分が気付かされることがあるのです。

大人である現在の視点からは、その背後にある事情がわかっても、
まだ幼い子どもであるその子には、理解が困難であることが少なくありません。

わからないために、いっそう苦しみや混乱が大きくなってしまうのです。

その渦中で、その子は、何とか乗り越えようとして、
とっさに何かの事実を隠してしまったり、感情に蓋をしてしまったり、
自分を守るために出来る限りのことを考え出します。

その出来事自体もさることながら、
対処するための反応や無反応などもまた、のちの人生に暗い影を投げかけて、
生き辛さや緊張をもたらす要因となっていってしまうのです。

無力な子どもであったその方にとっては、
その時、ほかに出来ることは何もなかったのです。

本当に心痛むことだと思います。

まずは、その時、いったい何があったのか? 
なぜそうなってしまったのかを、明らかにする必要があるでしょう。

そのうえで、降りかかってきた災難に対して、どのような思いを抱き、
何を考えて行動しようとしたのかをわかってあげると良いです。

一瞬の心の動き、周囲から伝わってくる思いやエネルギー、その場の雰囲気などを
あたかもその場に居合わせたかのように、具に再体験できるところが
多次元セラピー 退行療法の優れたところと言えるでしょう。

人間は、子どもであっても、大人であっても、
あまりにも辛すぎる状況は、忘れてしまうという形で、心を守ることがよくあります。

忘れることは、防衛として役に立っているものの、
問題のトラウマ的な体験は、心の深層にしまい込まれ、
その後も否定的な影響を水面下で及ぼし続けます。

何となく生き辛い、将来に希望が持てない…といったことから、
思うように人生が進んでいかない、裏目裏目に出てしまう…といったことまで、
その影響の仕方はさまざまです。

何故か理由はわからないけれど、なぜか不本意な状況に陥ってしまったり、
感情が抑えられなくなったり、体調が優れないような時、
ご本人も忘れていた、遠い過去の出来事に
起因する場合もあるのです。

一般的なヒプノセラピーとは異なり、多次元セラピーを使って探求をすると、
感情、思考、感覚などのあらゆるレベルで、
何がどのように作用したのかがわかります。

またトランスパーソナルセラピーである多次元セラピーでは、
魂や見えないエネルギーの相互作用なども、視野に入ってきます。

幼少期のトラウマは、かくも根が深く、深刻なものとなり得ます。

さまざまなインナーチャイルドワーク、あるいは自己啓発ワーク、
願望達成の暗示療法などを試されて、思うように成果が上がらない時などに、
お勧めしたいのが多次元セラピーです。

多次元セラピーのセッションでは、
言いたくないことを言わされてしまったり、
望んでいない過去の時点へ誘導されるということはありません。

事前カウンセリングにおいて、ご相談しながら、
そのセッションの目標を選んでアプローチしていきます。

ゆったりとくつろぎ、リラックスをしていただいて、催眠状態に入り、
潜在意識から現れるイメージを受け取るという点は、
ヒプノセラピーや前世療法と変わるところはありませんので、
気軽なお気持ちでお試しいただければと思います。

多次元セラピー 退行療法 トランスパーソナルな探求と癒し


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