憑依をどう考えるか? 多次元セラピーの憑き物払い
多次元セラピーには、「憑依」という考え方があります。
たとえば、その方の心身に不調が起こっている時
否定的な影響を及ぼしている原因を
「その方に属していない何らかのエネルギー」と考え、
その作用を「憑依」と呼んでいます。
問題の原因がわからないため、
その原因を、「憑依」とみなすことで
憑依存在と向かい合い
話をすることができるようになります。
なぜ問題を起こすのか、その理由を聴き
必要な対策を講じることができるのです。
このように問題を外在化するということでは
サブパーソナリティのセッションとよく似ています。
サブパーソナリティは副人格、
その方の心の一部であるのに対して
心に属していないものが憑依存在ということになります。
では、憑依存在とは
一体どのようなものなのでしょうか?
憑依(存在)という言葉から連想するのは
超自然的現象、浮遊霊、霊障、何か異常で恐ろしい体験…
などでしょうか。
憑依存在などとという怪しいものが本当にいるのかと
不可解に思われ、不安を持たれてしまうおそれもあります。
退行療法の手法である多次元セラピーは
問題の原因を探求して効率よく突きとめ
解放と癒し、カタルシスを目指します。
解放と癒しをもたらすために
憑依という枠組みは役に立ち
セラピーのプロセスを促してくれるのです。
憑依や憑依存在が
実際に在るのかどうかということは
おそらく検証ができませんが
実は、どちらでもよいことだと思います。
状態が改善され、望む変容が起こるならば
憑依存在なるものを想定し
癒しのための装置や手続きとして
憑依の解決=憑き物払いを活用したらよいのです。
前世療法においては
前世や輪廻があるか否かはともかく
もう一つの異なる人生(いわゆる前世)のイメージを体験することで
癒しが起こり、気付きを受け取ることができます。
憑依についても、同じようにとらえることができます。
多次元セラピーの
「サブパーソナリティ」と「憑き物払い」は
問題の探求を助け、癒しの効果が高いだけでなく
心の奥深さや不思議さを垣間見せてくれます。
今日は、スクールの「多次元セラピー上級コース」で
憑依と憑き物払いについてお伝えし、
多次元セラピーのさまざまなケース事例をご紹介しました。
従来のヒプノセラピーにはなかった斬新で大胆、ユニークな手法、
興味が尽きないとあらためて感じています。