多次元セラピー(=新しいトランスパーソナル退行療法)セッション、多次元セラピーのプロ養成スクールで心の癒しと原因不明の不調解放、多次元に渡る魂の探求、自己実現をサポートします。スカイプ・神奈川

時間にまつわる悩み、時間感覚のシフト

2021年07月09日

時間にまつわるお悩みで、多くの方が

やらなくてはいけないことを先延ばしにしてしまう」ことに

悩んでいらっしゃいます。

時間を効率よく使うことが出来ない

「予定を立てていても、ついダラダラと過ごしてしまう。」

ということも、セッションの際のお悩みや、

潜在意識の活用セミナーのテーマとして、たびたび出てくるものです。

皆さまはいかがでしょうか?

これまでのケースを振り返ると、

このようなお悩みを持つ方は、前向きで、向上心が高いことが多いです。

現状を冷静に分析し、問題点を見つけ出し、

改善しようと真面目に取り組む…

よりよい時間の使い方、時間の過ごし方を求めて努力し、

セッションやセミナーを活用されているのですから、

本当に素晴らしいことだと思います。

時間を何とかしたいというのは、日常的でありながら、

実は深遠なテーマです。

その方が、日頃、

時間をどのようにとらえていらっしゃるかということが

反映されているためです。

年齢や職業、立場、環境、

その方が置かれている状況などによって、

時間のとらえ方や感覚は、かなり異なっています。

そのため、たとえば「先延ばし」という同じテーマであっても、

どんな方法を選び、どのように進めていくかは、

その方によって、違ってくるのです。

時間にまつわる悩みを癒す方法

ヒプノセラピーには、

サブパーソナリティ(副人格)というセッションがあります。

ものごとを先延ばしにしてしまうサブパーソナリティ(副人格)が

心の中に存在しているのだと考えてみると、

何らかの理由で、そのサブパーソナリティが、

先延ばしをさせていることになります。

なぜそうしているのか、その理由を理解すると共に、

先延ばしをしないようにするのは、何が必要なのかを探っていきます。

先延ばしにしてしまうことが、過去または過去生のトラウマ体験や、

幼少期の親子関係に端を発していることもあります。

その場合は、多次元セラピーを用いて、

先延ばしが始まった起源へと退行し、

どのような経緯でそうなっていったのかを探求することが出来ます。

なぜそうなのかを理解することで、癒しと解放、変容が促されます。

客観的に見て、時間の感覚や使い方に問題がないとしても、

その方が完璧を望んでいる場合や、

ご自分をジャッジし、非難する傾向が強い場合には、

現状を問題視してしまうことがあるでしょう。

また、時間の使い方を改善することによって、

何かを回避したい場合、何らかの利益を得られる場合もあります。

心理面からエネルギーの領域にまで視野を広げてみると、

時間の使い方について、ご自分の感覚を奪われ、

他者の感覚を押し付けられていたり、

あるいは大切な相手の感覚を、

自ら引き受けてしまっていることもあります。

エンパス、HSP、エネルギーに敏感な方によく起こっていることです。

このようなケースでは、多次元セラピー、ヒプノセラピーではなく、

より総体的にエネルギーフィールド(オーラ)にはたらきかけ、

量子レベルから浄化や変容を促すヒーリングが有効となります。

時間のとらえ方、時間の感覚、時間の過ごし方は、

その方のこれまでの人生の体験や、周囲の人々から受けた影響、

人生観、世界観などと無関係ではないのです。

時間との競争 と doing

決められた時刻までに、立てた予定をこなせていたら、

ほっとして、良い気分になります。

午前0時に日付けが変わる前に、

今日やるべきことは、すべて終えていなければなりません。

考えてみれば、私たちは、追い抜いたり、追い抜かれたり

常に時間と会いかけっこをしているような状態にあるようです。

そして、それが高じると、

時間と競争しているかのようになります。

疾走する時間。

そのスピードと同じくらいの速さをキープして、並走して進んでいくか、

または追い越さんばかりに加速する…。

ご自分の時間に対する感覚について、

鳥瞰するように客観的に眺め、

周囲の人々それぞれの時間感覚を観察し、

今までと異なる時間感覚の可能性について、

思いを向けてみるのもよさそうです。

もしも、現在、時間との戦いの最中にある場合は、

可能であれば休戦に持ち込むか、

あるいはしばらくの間、そのレースから降りてみましょう。

果たして何もしない時間を作れるでしょうか?

私たちが競争状態にある時、私たちは、doing モードに入っています。

動いて、動き続けて、結果を出す、そしてまた動き続ける、

その繰り返しです。

それを離れてみると、今度は being モードに入ります。

何もしない、ただ在る…という夢のような時間感覚、時間の過ごし方です。

行動をしないばかりか、思考すらも離れて、

自然に耳に入ってくる物音や、そよ風が頬をなでる皮膚感覚、

目に映る風景や事物と共に過ごします。

こうした being は、多くの方にとって、非日常です。

子どもの頃の感覚が思い出されたり、体感されたり…、

時間が止まってしまったかのような長い夏休みの一日の記憶が

ふとよみがえってきたり…

忙しい大人の方が、being  の中に入ると、

おそらく日頃の競争状態が、よりはっきりと認識されるでしょう。

doing を止めることは出来ませんが、

being  を意識的に作り出し、

時々 being の中に入って、時間の過ごし方や時間感覚に

メリハリをつけることは可能です。

ストレスや過労、心身の不調を覚える方は、

doing に傾き過ぎているかもしれません。

一度、振り返ってみることをお勧めします。

どの辺りでdoing と being のバランスが取れるのかは、

その方によって異なると思いますが、

ご自分の中のバランスを取り直してみると良いでしょう。

十分に being があると、 doing のパフォーマンスが上がり

doing をより楽しめるようになり、行動意欲も増すはずです。

時間の感覚を外してみたら…

being のひとときを作ることは、

現在の時間の感覚から一時的に外れてみることになりますが、

それとは異なる視点に立って時間の感覚を外すということもあります。

先日、「室町は今日もハードボイルド」の著者である

清水克行氏によるエッセーを、興味深く読ませていただきました。

中世には、「怠け」や「不精」を意味する

「懶惰(らんだ)」と「懈怠(けたい)」という言葉があり、

この2つの言葉は、意味に違いがあるのだとか。

今日やるべきことを明日にまわすのが「懈怠」であり、

明日やるべきことを今日やってしまうことを「懶惰」というのだそうです。

「…ただ、今日の仕事を明日に先延ばしすることが「怠け」であるというのはわかるにしても、明日の仕事を今日先回りして片づけてしまうことの、どこが「怠け」なのだろう。むしろ、それは勤勉なのではないのか。しかし、どうやら、そこには中世人なりの深い勤労観があったようだ。

https://www.shinchosha.co.jp/book/354161/

今日やるべきことを明日にまわすとは、

まさに「先延ばし」をしてしまうということになるでしょう。

現代に生きる私たちにもよくあること、

望ましくないとする意識は共通していて、よく理解できます。

ところが、明日やるべきことを今日やってしまうことが怠けとは、…!?

私たちは、明日やることを、今日やってしまったら、

時間を得したような、ちょっと良い気分になるのではないでしょうか?

その分、明日のスケジュールが空いて楽になるか、

または別のことをする時間が確保できたと考えて、

少しばかり嬉しくなるでしょう。

そこまで思わないとしても、少なくとも怠けというような

どちらかといえばネガティブな感覚は、おそらく持たないはずです。

もしかすると、明日のことを、今日のうちにしてしまった結果、

明日という日にすることがなくなり、

怠惰に過ごすことになる…ということなのでしょうか?

どうやら今日行うべきことは今日行うことが大切であるという意識と、

日常のペースを乱すことへの忌避感があるのかもしれません。

明日を先取りすることを良しとしない中世人の感覚と、

むしろ喜ばしく感じる現代人の感覚。

そうでない感覚や在り方があった過去の時代の記録に触れると、

現状をよりたやすく客観視できそうです。

現在の感覚と意識の中にいて、さらにスピードアップし、

より良い効率を求め続けるのも悪くはありませんが、

いったんその枠組みを外した上で、

時間と向かい合うというのはどうでしょうか?

たとえば、今日という日の充実感

そして自分なりのペースや自分独自のリズムを尊重すること

明日、何が起こるかは、誰にもわからないですし、

そもそも明日という日が来るのかどうかすら、わからないのですから、

とにかく今日という日を、最大限、大切に過ごし、

その充実感の中にとどまり、味わってみる。

その感覚と在り方は、

今、ここ」にいるということにもつながっているようです。

ここでいう充実感もペースもリズムも、すべて主観的なものですので、

社会生活の中で一日中それをするのは難しいことですが、

明日のことは考えず、まして先々のことなど考えずに、

今日を何よりも大切に過ごすことは、

お仕事がオフの時や、まとまった休暇の時などにやれそうです。

視界にあるのは、今日だけ… 違う風景が広がるかもしれません。

時間のとらえ方をポジティブに変容させる

時間は幻想であるとか、

時間の進み方は一定ではなく伸び縮みするとか、

時間とは、社会的に合意されて人工的に作られたとか、

全ての時間は今、ここにあるとか、

時間についてはさまざまなことが言われています。

私はセラピストとして、何人ものクライアントの方とお会いして、

同じ時代を生きていても、時間のとらえ方や感覚は単一のものではなく、

驚くほど個人差があることを、常々再認識させていただいています。

ご自分の時間に対する感覚について、客観的に眺め、

周囲の人々それぞれの時間感覚を観察し、想像し、

今までと異なる時間感覚の可能性について思いを向けてみるのは、

エキサイティングな探求です。

時間の感覚は、望みをかなえて幸せな未来を実現することにも

深く関わりを持つことです。

「あの時、こうしていたら…」  と考えたことのない方はいないでしょう。

この瞬間の選択によって、その先にあるもう一つの現実がもたらされ、

現在が変わると、未来が変わるためです。

幸せな未来の可能性をひらくセミナー では、

人間関係や社会・世界との関わりなどを振り返り、

現在をポジティブに変容させることで、

最高に幸せな未来の可能性をひらくことを目指します。

そのポジティブな変容の第2のシフトが、

時間を探求し、時間のスペシャリストとなるワークです。

セミナーでは、あなたの意識が変わるためのシフトのポイントが明確になり、

深層に眠っている素晴らしい資質や能力が再発見されるでしょう。

そして、未来志向の心の姿勢や考え方を理解することが出来ます。

意識が変わると、まず毎日の生活が変わり、

さらには未来が変わっていきます。

「時間の使い方を何とかしたい」という思いから、

時間の感覚そのもののシフトへ。

いっそう心地よく、現在の時を過ごすことから、

その先にある未来の、いっそう喜ばしく充実した時への扉が

ひらかれていくかもしれません。


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いつも損して報われない…犠牲者エネルギーの起源

2019年11月05日

気がつけば、なぜか損な役回りの自分…、
大変な思いをさせられるわりに、少しも報われることがない自分…、
そう感じたことはありませんか?

組織やグループ、家庭の中にはさまざまなポジションがあるものですが、
その中には、比較的、楽であったり、利益を受け取ったり出来るものがあります。

その一方で、貧乏くじを引いてしまうような、
大変な思いをさせられる、損するポジションというものもあることは否定できません。

誰かが引き受けなければならないのであれば、自分がやってしまおうと考えたり、
いつも自分が引き受けているおかげでみんなが助かっているのだと言い聞かせ、
我慢を重ねながら、そのことに慣れてしまってはいないでしょうか?

我慢にも限界はあります。
いずれ爆発するか、身体的な問題が起こるか、
さらなる自己価値の低下によって別の問題が起こるか、
あきらめや自虐、自己放棄に行き着くか、
いずれにしても、そのままで良いものではないでしょう。

こうしたことが、日常、何度も繰り返し起こっている場合には、
その背景に何があるのかを見てみる必要があります。

多次元セラピーでは、このようなテーマで何度か
セッションをさせていただいたことがあります。

多次元セラピーでは、時間をさかのぼって退行し、
問題の起源に戻ります。

そして、その時、いったい何が起こっていたのか?
それがなぜ、どのように、今の問題につながっていったのかを探求したうえで、
丁寧に癒して解放を促します。

過去のケースを振り返ると、原因は、その方によってさまざまです。

よくあるのは、受け取ることが難しい、苦手であるということが、
過去の体験から何度も繰り返されて、パターンとなっているケースです。

不当な扱いを受けた体験や、犠牲者となった体験、
犠牲となることを余儀なくされ、日常的に受け入れていた体験など。

自分の望みや利害よりも、他者のそれを優先してしまうということを聞くと、
アダルトチルドレン(AC)という言葉を連想される方が多いのではないでしょうか?

AC傾向が高い方は、ご自分は何が好きで、何をしたいのかが
よくわかりません。

いつも周囲の顔色をうかがい、相手の要求を優先して行動し、
自分のことは後回しになってしまいがちです。

度を越した忠誠心を持って、一生懸命、相手や組織に尽くし、
燃え尽き症候群に陥りやすくなります。

損するポジションを引き受けてしまう方も、
AC傾向が高く、幼少期の親子関係によって、
インナーチャイルドがひどく傷付いていることが多いのですが、
では、インナーチャイルドを癒せたならば、
損するポジションを離れられるかといえば、
実はそれほど簡単なことではありません。

多次元セラピーは、トランスパーソナル退行セラピーですので、
今生の出来事や体験を越えたトランスパーソナルな視野で探求していきます。

具体的には、その方のインナーチャイルドがなぜ傷ついてしまったのか、
幼少期の親子関係が、なぜそのようなものとなったのかについて、
転生を越えてのつながりや因果関係を探っていくのです。

トランスパーソナルな観点では、魂は、生まれてくる前に、
次の転生の計画を立て、親子の間には選択と合意があると考えます。

親となる魂と、子となる魂が、お互いに次の転生についての計画を共有し、
合意し合っているのならば、
インナーチャイルドが傷つくような親子関係となる背景には、
然るべき理由や原因、必然性が存在しているということになるでしょう。

たとえば、別の転生、いわゆる前世・過去生において、
親子に虐待があったとすると、
その体験から生じた感情・想念・感覚などが、バランスを回復しようとして、
カルマ的なエネルギーとなります。

虐待された子の被害者・犠牲者エネルギー、悲しみ、怒り、寂しさ、恨み、
無念、無価値感、虐待した親の後悔、罪悪感、自責、自己嫌悪、怒り、
コントロール欲求、暴力的・破壊的な衝動の自覚など。

そうしたエネルギーの複合的な作用は次の転生に持ち越され、
人生の計画に組み込まれます。

この人生で、インナーチャイルドが傷つく親子関係があったことがわかったならば、
まずはその部分を癒していきますが、
さらに時間を遡って、そのことにまつわる起源を探求していくと、
たいてい、もう一つの転生の決定的な出来事に行き着くことになります。

いつも損してばかりで、自分の望むことであっても正当に主張ができない場合、
ポジティブな暗示をかける暗示療法や、
パーソナリティ分析などだけで成果が上がらないのは、
このような背景を視野に入れず、深く掘り下げることが出来ないからです。

性格的な問題や弱点によって損をしてきたわけではなく、
この人生に誕生してきた時、犠牲者エネルギーや卑屈さ、自暴自棄、
自己愛の不足などが、既に在ったということになります。

なぜそうなっているのか? について探求し、マインドで理解し、
そして解放したい時、多次元セラピーほど適した方法は他には無いでしょう。

世の中や社会、組織の中で引き受けている報われない役割、
周囲から押し付けられた役回り、損してばかりのポジションに、
これからもずっと甘んじている必要はありません。

誰かの犠牲にならない対等な関係を築くことは、可能です。

記憶や思索ではたどりつくことの出来ない
潜在意識の領域にある問題の起源に立ち戻り、
その方にとっての真実を、ご一緒に探ってみませんか?

損な役回りの背景をトランスパーソナルに探求する


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死ではなく生きる力と意志へ 空海の言葉

2019年05月03日

先日、東京国立博物館の特別展
「国宝 東寺―空海と仏像曼荼羅」に行きました。

東寺には、若い頃、旅行で訪れたことがあるのですが、
今回は、密教の儀式の様子が再現されているなど見応えがあり、
会場は大勢の人で賑わっていました。

私は、真言密教を含め、あらゆる宗教とは距離を置く立場ですが、
歴史上の人物である空海と、「真言」そのものにはたいへん興味を持っています。

ご存じのとおり、空海ゆかりの史跡は全国各地にあり、
いかに多くの人々から慕われ、支えとなってきた存在であるかを
物語っていると思います。

東寺展からしばらくして、
先日、1984年公開の映画 「空海」 (北大路欣也主演) を見る機会がありました。

優れた才能とたゆまぬ努力、密教を学び、広めたいという途方もない情熱と強い意志、
そしてエリートでありながら、常に庶民の生活に意識を向けて、
人々の心に寄り添い支える姿が丁寧に描かれた佳作です。

特に印象に残った場面は、病気で衰弱し、心も弱り果て、
死んでしまったほうが楽になれるという病気の女性に向かって、
空海が言い放った次の言葉です。

“この世で成仏できなくて、どうして死んで成仏などできよう。
生きているうちに、この父母よりもらった身体のあるうちに幸せにならんで、
なんで人は救われよう。” 

この言葉に対して、重い病に苦しむ女性は、
この世はあまりにも辛過ぎると言います。

すると、空海は、さらに重ねて、こう言うのです。

“この世なくして、あの世はないのだ。この世を逃げてあの世はないのだ。
この世で生きながら仏になれ。幸せをつかめ。成仏するのだ。” 

病気や障害の苦しみ、生き辛さ、苦悩、挫折や逆境にあい、
死んだほうがましだと思ってしまうのは、
私たちの誰もが、一度は覚えがあることではないでしょうか?

トランスパーソナルな観点に立ち、
人は死後、魂となり、輪廻して生まれ変わるということを受け入れているとしたら、
むしろ、この辛いだけの人生に、早く幕を引いて、苦しみから解放され、
次の新しい人生でやり直したい…と願うかもしれません。

この人生がどのような人生であったとしても、
いったん死を迎えたのち、再び、産まれてくることが出来るという考え方には、
いろいろなことを「リセットできる」という側面があると言えないこともありません。

けれども、現在の苦しみからは解放されるとしても、
次の転生で、何らかの別の苦しみが襲ってこないとは言い切れません。

そうなった時、またリセットすればよいと考えてしまったら、
その繰り返しがどこまでも続いていってしまうでしょう。

トランスパーソナルな退行療法である多次元セラピーでは、
次の人生の計画を立てる時、その計画の中に、
それ以前の転生で生じたカルマが組み込まれるという考え方をとっています。

カルマとは、やり残してしまったこと、未完了のまま残されたこと。

心残り、後悔、罪悪感、自責、恥などによって、自ら次の転生へ持ち運ぶものです。

生きようとする意志を放棄し、自殺してしまったとしたら、
良いことも、良くないことも、未完了の物事は、次に加算されていく…
というのが、カルマの考え方です。

「死んだほうがまし」というのは、苦しみの極限で出てくる正直な気持ちですが、
本当は、「まし」かどうかには疑問の余地があるわけです。

この人生で取り組もうとしなかった物事は、遅かれ早かれ、
いずれ再び、目の前に現れるかもしれないからです。

「生きているうちに幸せになる」という言葉は、
逃げない、避けない、向かい合う、取り組むという選択から、
自分を少しでも幸せにすることを願い、そこを目指して努力していくこと、
生への意思を持つことだと思います。

もしも、もう一度、この世に生まれ変わってきたとしても、
その時、その人は、今とは別のパーソナリティになります。

人種、性別、性格、ものの考え方、家族構成や文化的な背景が
現在とは異なっている別人です。

そういう意味では、あなたがあなたであるこの人生は、
一度きりなのだと言えるでしょう。

今、これを読んでくださっている方の中に、
死んでしまいたくなるほどの辛さを抱え、
生きる苦しみに圧倒されそうになっている方がありましたら、
このことを思い出して、死ではなく、生きる方向へ舵を取っていただきたいと思います。

この映画の中で、空海は、あの世があるにしても、
この世を生き抜いて幸せになり、救われることを、力強く説いています。

“ … さあ、手を合わせて生きる力を呼ぶのだ。
生きる力を呼び起こし、生きる力に触れるのだ。
この天地や宇宙が生きる力と、この身体に生きる力は同じなのだ。
さあ、手を合わせ、風が吹くように、光が射すように、
心の中に風を呼びよこせ、光を放て!”

宇宙的なスケールの視野、生へのパワフルな意志が伝わってきます。

樹々や生きものたちの生命エネルギー、生への意志は、
純粋で力強く、迷いがありません。

こんなことになるならば、生まれてこなければよかった…などと思わずに、
ここまで生きてきたこの人生、今、生きている人生が、
ここから最善のものとなっていくように、
生き続けて、前に進んでいきましょう。


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コントロールできない恐怖

2019年02月13日

前回、職場の上司が怖くて相談ができない…ということについて
書きました。

そのテーマとも関連するのですが、
怖れ・恐怖感が湧いてくると、コントロールが出来なくなる、
パニックに近い状態となるということがあります。

怖れ…ではあまり経験がないかもしれませんが、
不安でしたら、多くの方に覚えがあるのではないでしょうか?

身近な例で言うと、朝、自宅を出て、駅への道を歩き始めた時、
ストープを消してきたかどうかが不意に気になりだして、
記憶をたどってみます。

たぶん大丈夫…と思い直し、そのまま歩き続けるのですが、
その間に不安がどんどん膨らみ、「大丈夫」が揺らぎ、ついには押しのけられ、
結局引き返して確認をすることになることがあります。

このような場合、確認すると、たいてい何事もなく済むのですが、
まるで虫の知らせか悪い予感が的中する時のように
巨大な不安に飲み込まれ、太刀打ちできなくなってしまうのです。

これはノーマルな例です。

念を入れて確認することに役立つため、問題はないのですが、
では、何も起こっていないのにもかかわらず、
急に不安や恐怖が襲ってきて、どうしようもなくなるとしたら、どうでしょうか?

きっかけがないのに、突然、恐怖を覚え、
しかもその恐怖にとらわれてしまうのは、不自然なことです。

多次元セラピーでは、こうした問題に対して、
何がそうさせているのか、なぜそうなってしまうのかを
多次元的に探求してまいります。

多次元セラピーが、トランスパーソナル退行療法であることのメリットは、
潜在意識の領域を多角的に探索できること、
理屈では説明のつかないエネルギー作用を視野に入れていることです。

この2つの特長を理解していただくために、
一般的なカウンセリングや心理療法では、
どのようなアプローチを採るかを考えてみましょう。

カウンセリングでは、その問題についてお話をお聴きして、
その方がご自分の中で折り合いを付けられるように支援するでしょう。

過去を振り返ってみて、いつ頃からそうなったのかを考えてみるかもしれません。

記憶を頼りに、その頃、何か特別なことが起こっていなかったかを話し合い、
関連性を探っていくかもしれません。

NLPや行動療法では、恐怖が襲ってきたときに、同じ反応が起こらないように
アプローチするかもしれません。

医学の世界では、心の病の診断がついて、お薬を処方されるでしょう。

原因を探ることは、必ずしも必要であったり、
重要であったりするわけではないのですが、
原因が明確になることにはメリットがあります。

その一つは、意識されていないその方の生活の他の領域でも、
何か問題が起こっているとしたら、そのことに気付き、
癒して解放することが出来ることです。
周辺的な問題は、同時に解消されていくでしょう。

もう一つは、次の機会に同じことが起こる可能性に対して、
あらかじめ備えておいたり、手を打っておいたりできることです。

その方のパーソナリティにもよりますが、
お薬などで問題が解決したとしても、
なぜそうなってしまったのかがその後も気になってしまったり、
そんなことになった自分は脆弱だとか普通ではないかも…という思いが
残るかもしれません。

その方なりの答えを見つけることで、解決した手応えを得られ、
すっきりした気分になるでしょう。

セッションでは、毎回、必ず、原因究明をするわけではありません。

しかしながら、多次元セラピーを用いると、深い探求ができ、
その方にとっての真実に触れることが出来るため、
多くのクライアントの方は、探求を求めてお越しになっています。

なぜそうなったのかを知りたい、理解したいという気持ちは、
人間としての自然な欲求です。

不可解であったことが解明され、理解でき、腑に落ちると、
精神的な癒しや安らぎがもたらされるのです。

多次元セラピーで探求のセッションをさせていただいて思うのは、
問題には、必ず原因があり、
それは癒して解放することが可能であるということです。

「何もきっかけがないのにやってくる恐怖」と言う時、
その何もない「きっかけ」とは、具体的には5感でキャッチできたり、
頭で理解できる出来事や体験のことを指しています。

それは、普通に暮らしていて自覚があり、他者も説明が出来るということです。

トランスパーソナルな視点は、それらを越えた次元を見渡し、見通し、
無意識に為されていたことを意識化したり、
エネルギー的に解決したりするのに役立ちます。

多次元セラピーでは、その方に属していない何らかのエネルギー体が
否定的な影響を及ぼしていることを憑依という言葉で定義しています。

こうした憑依やカルマといった概念は、
その方にとってのリアリティにおいて、
問題や、問題の原因を外在化することを助けてくれるでしょう。

物理的な出来事の背景に何があるのかを探っていくことは、
これまでの世界観を広げるきっかけとなるかもしれません。


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上司が怖くて相談できなかった…  そうなる前に

2019年01月31日

上司が怖くて相談や報告ができなかったので
仕事を辞めたという方が、
増加傾向にあるという記事をネットで見ました。

仕事をどのように進め、成果を上げるか以前の問題です。

こうしたお悩みを持つ方と、
セッションルームでお会いすることがあります。

その方々が、求めるのは、まず
「メンタルが弱いので、強くしたい」

次に多いご希望は、
「怖い上司と上手くやっていくノウハウを知り、
それに必要な資質を強化していきたい」

ということです。

もっとこうなりたいというビジョンの元に、潜在意識にはたらきかけ、
潜在意識を活用して、ご自分を改善しパワーアップしていこうとする、
たいへん前向きな姿勢だと思います。

潜在意識の膨大なデータベースの中には、
この問題に関わる否定的な要素があるかもしれませんし、
まだ発揮されていない優れた才能・資質が眠っている可能性もあります。

「潜在意識の活用・自己催眠セミナー」では、
潜在意識を味方につけるやり方をお伝えして、
このようなニーズにお答えすることが出来ます。

さて、ここでもう一度、考えてみたいのですが、
「上司が怖い」というのは、
メンタルが「弱い」、劣っているということでしょうか?

もちろんそれはありますが、そうでない場合もあるのです。

性格、気質、パーソナリティの特性や、
特定の相手との相性が存在しているのは、否定できないことだからです。

自分はどのようなパーソナリティなのか?
あるいは、生まれ持った性格は、どうなのか? について、
一度、深く掘り下げて、検討してみるのも良いでしょう。

古代からの人間理解の叡智の結晶であるエニアグラムでは、
9つのタイプに分けて、詳しく解説しています。

それぞれのタイプの解説を読むと、身近な人の顔が自然に思い浮かんで、
あまりにもあてはまるので、可笑しくなってしまうかもしれません。

自分のタイプと、天敵のような相手のタイプを
知り、理解できるばかりではありません。

エニアグラムでは、そのタイプ特有の問題点、弱点、
ストレス下や追い詰められた状況での心理や行動なども分かります。

それを知ることで、自分に合った心の持ち方や生活上の心得、
対人関係の知恵などが解明され、
深い洞察や現状へのヒントがもたらされるのです。

例えていうならば、
ただがむしゃらにきつい筋トレを続けていくのではなくて、
効率よく無駄がない、自分に適したプログラムに参加して
楽に目標を達成するといった感じでしょう。

これは重要なことですが、
「上司が怖い」という問題の起源を探っていくと、
過去のトラウマ、そして幼少期の親御さんとの関係に行き着くことが
少なくありません。

何が原因で上司が怖いのかを探求し、解放しようとするには、
多次元セラピー(退行療法)がたいへん役立ちます。

効率よく無駄のない退行を重ねて、さまざまな意識の次元を探り、
問題となった出来ごとを再体験しながら、
それにまつわる否定的なエネルギーを解放していきます。

もしかすると、単にメンタルが弱いのではなく、
親御さんの善意(親心)とともに受け取ってしまった言葉や
「刷り込み」(プログラミング)によるのかもしれないことが分かります。

その刷り込みは、自分を守ることや
親から愛され、認められることにとって、
この上なく重要であるため、長年に渡ってその方の中に留め置かれたまま、
同じような状況になるか、何らかの引き金を引かれるたびに
繰り返され、いっそう強化されていきます。

このような場合は、潜在意識の活用セミナーで、
潜在意識の特性を知り、ポジティブな暗示をかけたり、
NLPを使ってメンタルを強化したりしても、
思うような変化は起こりにくいでしょう。

親子関係や過去のトラウマを癒すなんて、
時間もかかりそうだし大変なことだと思われるかもしれませんが、
目標達成にとって、かえって近道となるかもしれません。

これまでのケースを振り返ってみても、
人間関係で問題が起こるのは、メンタルが弱いことよりも、
むしろ親子関係・トラウマ問題によることが多いのです。

もしもこの機会に、じっくりと過去を見つめ直し、
親子関係・トラウマを潜在意識レベルから癒して解放出来たとしたら、
「上司が怖い」だけでなく、他の多くの場面や状況、対人関係において、
もっとご自分らしく、伸び伸びと振る舞うことが出来るようになり、
権威への怖れや委縮から自由になり、望むとおりの自己実現に向かうことが
容易に出来るようになっていかれるでしょう。

つまり、今、目の前にある問題に限定されずに、
より広範囲の問題も同時に癒しへと向かい、
人生そのものが好転していくきっかけとなるかもしれないということです。

何か問題が起こっている時、それは心の深層から浮上してきたシグナルであり、
それをポジティブな変容へのチャンスであると、とらえてみることが出来ます。

挫折や失敗、悪い方向へ進んでいるとみなして自信を失ったり、
自己嫌悪に陥ったりしていたら、
大切な人生の時間が勿体無いことになってしまいます。

この絶好のチャンスを逃さずに、心の深層を多次元的に探求し、
自己成長への道を選択
されてみてはいかがでしょうか?


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多次元に渡る探求とトランスパーソナルな視点

2019年01月18日

多次元セラピーを始めてから10年あまりが経ち、
個人セッションでの実践と共に、スクールにて、
多次元セラピーにご興味のある
多くの方々にお伝えしてきました。

多次元セラピーを習得された方々が、
身近な環境やお仕事などで活かしておられるのは
たいへん喜ばしいことです。

私個人の実践を振り返ってみると、
セッションでは、驚くような展開や発見があり、
トランスパーソナルな探求の奥深さに感銘を受ける毎日です。

トランスパーソナルな世界観とは、
見えないエネルギーや魂、カルマなどが
普通に存在している時空間です。

そうしたものと無縁に過ごされている方も
たくさんおられるかと思うのですが、
では、その方々には、見えないエネルギーの影響が及ばず
無関係かと問われれば、決してそうではありません。

このあたりが、なかなか悩ましく難しいところです。

今まで、想像もしていなかった問題や影響の起源が、
多次元セラピーのセッション中に、
マインドで理解できる形をとって現れ、
なぜそうなったのかが解き明かされていきます。

それらは、その方の潜在意識から立ち現れるイメージですので、
否定のしようがありません。

そうはいっても、その中には、
にわかには信じ難いようなイメージも含まれており、
印象深く、忘れ難い記憶となるのです。

そもそも潜在意識から現れるイメージは、
意識化できない心の深層を映すものであるため、
それ自体が不可思議で、まるで物語のように感じられるものです。

それに加えて、魂や生まれ変わり、カルマ、憑依的なエネルギー、
体を離れてどこかへ消えてしまったその方の一部分や魂の欠片など、
知性や人生の経験からみると、
荒唐無稽と感じられても不思議ではありません。

比較的知性を重視される方であれば、
なおさら受け入れ難いと感じられることでしょう。

私は、こうしたトランスパーソナルな世界が
「在ります」「在るのです」と
言いたいわけではありません。

セラピスト、ヒーラーとしての立場からは、
その方にとっての癒し、解放、変容が何よりも大切です。

その癒しや変容が促され、もたらされるために役立つ要素として、
潜在意識からのイメージや、深層心理に触れること、
トランスパーソナルな視点などが有用であるならば、
ぜひとも使ってみましょう…というスタンスです。

多次元セラピー、ヒプノセラピー、前世療法など
催眠トランスを用いて潜在意識にアクセスする手法においては、
セッション中に起こることの全てが、
その方の潜在意識の中から生まれます。

そこには、叡智とパワフルな自己治癒力が在りますので、
セッション中に現れてくるイメージの一つひとつには、
深い意味があり、ヒントや気付きが内包され、いずれも等しく重要です。

それは時に、非日常的で、今まで思い描いたこともなかったような
トランスパーソナルなイメージとなって現れることもあるということです。

その方が目指す最高最善の気付きと癒し、解放が起こるように
潜在意識という、近いようで遠い未知の領域への扉を開いて、
ご一緒に探求をしてみませんか?

多次元セラピーという名称のとおり、
多次元に渡る意識次元を縦横に巡りながら
きっと求める何かを受け取って、
日常に持ち帰ることが出来るでしょう。


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人生に行き詰った時にこそ…

2018年07月09日

努力が空回りしてばかりで、空しい…
どうしたらよいのか、よくわからなくなった…

そんな状態が続いていて、
何とか道を切り開こうと、セッションにお越しになる場合があります。

場合がある…というよりも、
ほとんどのケースでこうした思いをお持ちであると
申し上げるほうが真実に近いと思います。

人生が行き詰ることは、誰にでもあることですし、
私にも覚えがあります。

このような時、今までやってきたことが無意味だったように思われ、
虚しさが込み上げてきますし、
目標を見失って、将来、どうなっていくのか、
不安が襲ってきたりもします。

けれども、暗礁に乗り上げたような、
行き詰ってしまったようなこの状態が、
実はビッグチャンスとなることがあるのです。

上手くいくことばかりでは、ご本人も気付かないまま、
限られた視野で物事を見続けることとなり、
異なる選択をしたほうが良いことや、
新しい可能性に気付くことが、かなわないためです。

上手くいかない時、人は振り返りをして、
確認したり吟味したりする機会を手に入れるでしょう。

もう一つ、こうした状況において、忘れたくないのは、
何が幸せなのか…? ということです。

活動的で、生産的で、前進しつつある勢いがあると、
満足感や充実感を得られます。

さらに周囲からも良い評価を受け取って、
それがいっそう力となる場合も多くなるでしょう。

しかしながら、、生産的でどんどん前に進んでいくことは、
本当に幸せなことでしょうか?

結果を出す、あるいは勝者、成功者となるという意味でいうならば、
たしかにそうなるかもしれません。

そうであっても、人間は、最初から最後まで、
最高スピードで人生を駆け抜けられるわけではありません。

時には速度を落し、時には立ち止まることで、
今まで見えなかった景色が、視野に入ってくるのです。

止まっている自分に、見たことのない景色が見えていることは、
他者にはわかりません。

そのため、何もしていないか、怠けているように
思われてしまうかもしれません。

でも、あなたの人生は、あなたの人生、
他の誰かが、責任を取ってくれるわけではないのです。

周囲からどう見られているかということよりも、
視野が広がり、見たことのない景色を目の当たりにして、
そこから何らかの気付きを得たり、何かを発見できたりしたら、
どうでしょうか?

私は、このような体験が、成長や進化、さらなる幸せには、
不可欠なのではないかと考えています。

さて、ここまで、一見、行き詰っているかのような状況にも、
実は水面下でたくさんのことが起こっているということをお伝えしたうえで、
もう少し、現実に目を向けて、どうしたら良いのかを考えてみましょう。

人生を、これまでよりも、いっそう豊かで充実した実りあるものにしたいと思う時、
何とかしようとセッションルームにお越しいただくのは、
その方の前向きなお気持ちがあればこそであり、
こうした意図なくして、未来が開かれていくことはないと私は思います。

そこで、何をしたら良いか、なのですが…

これまでのケースを振り返ると、クライアントの方がよく選択されるのは、
次の2種類のセッションです。

1つ目は、行き詰まりの原因となっているものを解放して軽くなり、
新たなスタートをするためのセッションです。

具体的には、量子レベルから不要なエネルギーを解放していくエネルギーヒーリングや、
原因を探求して解放する多次元セラピーのセッションが、
その代表的なものになります。

前者は、現在の人間関係や親御さんからの影響、トラウマなどのほか、
過去世からのカルマ的パターンや憑依的な要因まで、
きわめて幅広い領域・要素にワークして解放することが可能です。

後者の場合も、複数の原因にワークしますが、深く掘り下げて詳細を明らかにし、
丹念に癒して解放しますが、ヒーリングと大きく異なるのは、
何が足を引っ張っているのかをマインドで理解できることです。

2つ目は、「そもそも何をするためにここにいるのか?」
ということを見つけ出すセッションです。

何のために生まれてきたのか、
行き詰っていることにはどのような意味があるのか、
魂の計画や人生の目的を明らかにして、家族関係やパートナーシップ、
お仕事などにまつわる本当の目的と使命を理解するために行います。

現状から受けるダメ―ジを癒すことよりも、むしろより根本的な視点から
現状を読み解き、本来の進む道へと軌道修正していくために行います。

1つ目と2つ目の、どちらを選んだらよいのかと尋ねられたら、
その方が必要なほうを自由に選択されたらよいとお答えします。

本当は、どちらも共にお役に立つはずですので、
まずは解放をして、その後、本来の道を見つけ出すのがお勧めです。

その方によっては、1つ目のセッションにお越しになって、
解放と統合のプロセスが進んでいくにつれて、
自然に気付きが起こり、軌道修正されていくことがあります。

また、そもそもの進む道を確認できたことで、迷いが払拭され、
気力が湧いてきて、人生が流れるようになっていく場合もあります。

いずれにしましても、カウンセリングよりも、さらに踏み込んで、
その方ご自身の生きるパワーや自己治癒力を引き出す機会となる  のが、
セラピーであり、ヒーリングということになります。

行き詰った時に、セラピストやヒーラーのヘルプを求めるのは、
敗北・後退することでもなければ、恥じることでもありません。

その方の内側に希望や理想のビジョン、潜在的な望みがあるからこそ、
何とかしたい、もっと向上したいという思いが湧いてきているのですから。

ご参考までに、どのようなアプローチを取るのか分からない場合や
迷っていて結論が出ない場合には、そのままでかまいませんので、
まずはご相談ください。

セッション当日に、ゆっくりとお話をお聴きして、
その方の状態に役立ちそうな方法を複数提案させていただき、
選んでいただけますので、お問い合わせをいただければと思います。


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ダイエットが失敗する本当の原因 その2

2018年06月25日

なぜダイエットが成功しないのか…?

前回は、深層心理の面から、
そうなってしまう原因について書きました。

ほかにも原因はあり、
ここからは、前回の「深層心理」よりもさらに踏み込んで、
目には見えないエネルギーの世界に入っていくことになります。

多次元セラピーを使った前世療法をさせていただくと、
今生、思い当たることが全くないのに、
なぜか問題が起こってしまう…ということが、
しばしば起こります。

その理由や原因は、分かりやすくいうならば、
その方のエネルギーフィールドに存在するエネルギー
ということになります。

それが、いわゆる前世・過去世から持ち越された
信念や感情エネルギーであるケースが、よくあります。

前世・過去世があるか否かは証明が出来ませんが、
前世療法のセッションをしてみると、潜在意識の中から、
もう一つの人生のイメージが現れてきます。

そこで起こってしまった途方もない出来事や体験によって、
極限状態で、強い感情や信念が形作られ、
それがエネルギー的に持ち越されて現在に及び、
問題を起こしているということになります。

ご本人は、その出来事や体験のことは記憶にありませんので、
なぜそうなるのか、皆目わかりません。

さて、ダイエットに戻りましょう。

ダイエットによってスリムになると、
それによって何か良くないことや、
不都合なことが起こり、安全ではなくなる…

そう感じるような途方もない体験があった…
と想像してみて下さい。

現代では、ダイエットしていないほうが、むしろ肥満によって、
数々の健康問題が引き起こされることになるわけですが、
別の時代、別の人生においては、
そうではなかったのです。

たとえば、その美しさゆえに、玉の輿に乗り、
地位と名誉と財産をすべて手に入れたものの、
周囲からの妬みや恨みによって陥れられ、
悲惨な最期を遂げた女性がいたとしましょう。

「美しくなかったら、こんな目には合わなくて済んだのに…」
「平凡でも、もっと穏やかな人生を過ごせたはずなのに…」
という強烈な無念の思いが持ち越されると、
次の転生では、無意識のうちに、
美しくならないように行動することになります。

ご本人にそのつもりはなくても、なぜか似合わない服を着たり、
身なりに無頓着となったり、醜く肥満したりしてしまうのです。

なぜならば、醜い自分でいる限り、安全に暮らせるためです。

このような方は、ご自分では、人並みにおしゃれをして、
身だしなみにも気を付けているつもりですが、
実際の行動は、真逆となってしまうのです。

「ダイエットしてもう少し痩せなければ…」と口では言いつつ、
思うような結果が出ていなくても、さほど気にしていませんし、
むしろ深い部分では、安堵していたりするわけです。

かなり肥満していても、さほど問題とは感じていないこんな方が
あなたの周囲にもいらっしゃるのではないでしょうか?

痩せないほうが、安心できるのですから、
ダイエットが成功するはずがありません。

もう一つ、例を挙げてみましょう。

たとえば、信じていたのに味方に裏切られて投獄され、
拷問されて体が不自由になったり、処刑されたりした転生が
あったと考えてみましょう。

時代や文化的な背景によっては、
人はたいそう残虐な行為に走ることがあり、
前世療法には、しばしばそうしたシーンが出て来ます。

体を痛めつけられたり、部分的に切断されたりすることも多いのですが、
そうした体験をすると、次の転生では、無意識にその部分を守ろうとして、
脂肪を蓄え、体を分厚いものにしようとします。

たくさんの脂肪や筋肉でカバーして、
体をダメージから守ろうとするのです。

この場合も、根底には、強烈な怖れや不安や痛みがあり、
それらと共に自己防衛しようとするエネルギーが持ち越されてしまうのです。

もしもここに挙げたようなエネルギーがあるとしたら、
顕在意識でどれほどダイエットを頑張ろうとしても、
おそらく成功しないでしょう。

しかしながら、目には見えないエネルギーということに思いを向けて、
その可能性を視野に入れてワークするならば、
解放するのは簡単なことです。

おそらく一回の前世療法で、目覚ましく変容が起こることになるでしょう。

前世療法や過去世を受け入れられない場合には、
エネルギーフィールドにはたらきかけるヒーリングによって、
解放を促すことが可能です。

カルマの解放ヒーリングです。

カルマ、すなわち完了していない思い、残留想念や心残りなどを一掃すると、
その影響から自由になります。

トランスパーソナルな領域のことですので、
その方の世界観によって、過去世から持ち越したエネルギーの存在を
受け入れられる方と、そうでない方がいらっしゃるでしょう。

ですが、何をしてみても上手くいかない場合は、
一度、お試しいただく価値があるのではないでしょうか?


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ダイエットが失敗する本当の原因 その1

2018年06月21日

ダイエットを試みるものの、長く続かなかったり、
上手くいってもリバウンドしてしまったり、
なかなかうまくいかないという方は少なくありません。

体重を増やすのは簡単なのに、
減らすのは至難の業… とは少し大げさですが、
たくさんの方々が、それでもいつかきっとスリムにと
再挑戦を続けておられるのです。

卓越したダイエット方法は、あると思います。

「試してガッテン」など、このテーマを真面目に
科学的に取り上げているTV番組では、
幾つもの方法が紹介され、
最新の科学的な知見が盛り込まれた新種のダイエット方法も
次々に登場しています。

しかしながら、それでも上手くいかない、
痩せられないのには、実は深い理由があるのを
ご存じでしょうか?

その一つが、心理的な原因です。

隠れたストレスの蓄積や、
意識から締め出された過去のトラウマ体験などが、
間接的に足を引っ張ってしまうことがあります。

たとえば、お仕事で、上司に認められて、
新しいプロジェクトのリーダーに抜擢されたAさん。

Aさんは、たいそう喜び、周囲からの期待を感じながら、
これまでとは違う新しい仕事に意欲的に取り組んでいました。

仕事の内容も、チームの顔ぶれも、そして勤務時間も
以前とはだいぶ変わりましたが、
有り余るほどのやりがいを感じて、はりきっていました。

ところが、数か月経ち、突然、体調を崩してしまい、
精神的に落ち込み、やる気が出なくなってしまったのです。

人は、昇格、昇進、昇給など喜ばしいことがあると、
同時にやってきているストレスや感情の軋轢、疲労感などに
気付きにくくなってしまうものです。

物事や体験には、たいていプラスの側面とマイナスの側面の
両方があるものですが、
無意識のうちに、否定的な側面が意識から追いやられて、
意識が出来なくなります。

そうなるのはよくあることで、自然なことです。

なぜならば、ポジティブに邁進していくこと、
そして結果を出すことが、周囲からの期待であり、
Aさん本人にとっても、輝かしく、
望ましいことであったためです。

隠れたストレスは侮れません。

自覚がない状態でも、ストレスから逃れるために、
無意識に食べる量が増えていきます。

そうなると、なぜ体重が増えていくのか、ご本人にも分からなくなりますし、
体重が減らないばかりか、健康状態にも影を落としてしまうでしょう。

では、このような心理的な原因がある時、
どのようにしたら、クリア出来るでしょうか?

まず、隠れたストレスや疲労、
現在の状態や最近の体験などの否定的な側面を
意識から遮断せず、それに気付くことが第一歩になります。

ヒプノセラピーには、
サブパーソナリティというセッションがあるのですが、
その方が、今、真剣に望んでいること (=痩せること) と、
それを阻んでいる何か (=原因や理由) とがあると考えてみましょう。

そして、痩せたいという望み、
すなわち前者が、その方のメインの人格であるとすると、
後者は、それを邪魔しているサブパーソナリティ(副人格)であると
とらえることが出来ます。

邪魔しているとはいえ、その方の人格の一部分ですので、
悪意はなく、その方に良かれと思って振る舞っています。

ご本人に良かれと思っているのに、
なぜメインの人格が望んでいることと
真逆の振舞いをしているのでしょうか?

その答えこそが、潜在意識にしまい込まれている本音であり、
隠されたストレス、否定的な側面などということになります。

潜在意識とは、意識できない自己。

その意識できない自己と向かい合い、じっくりと対話をしてみると、
本当は感じていたのにもかかわらず、
抑圧されていたり、無視されたりしていた「何か」に行き着く  ことが出来るのです。

終わってみれば、それが本当の原因・理由であったと
おそらく腑に落ちて、納得していただけるでしょう。

ヒプノセラピーでは、催眠状態を使って、
潜在意識とダイレクトにつながる形になりますが、
もしも催眠や潜在意識に違和感を覚える場合には、
別の方法もあります。

一つは、催眠を使わずに、
通常の意識の状態で行うイメージワークです。

頭を使って原因を分析し、思考し、推理するのとは異なり、
イメージという左脳的なアプローチを取るため、
思考によっては解明されなかった原因が、イメージとして現れ、
一瞬の気付きとして受け取れることがあります。

もう一つは、コーチングです。
こちらも、心理カウンセリングと同様、
通常の意識の状態で、マインドを使って行うものですが、
その方が気付いていない視点や側面に
自然に気付いていただけるような質問を投げかけながら
進めていきます。

以上のように、ダイエットの具体的なノウハウの欠陥や、
マッチしていないノウハウを選んでしまったことや、
個人的な努力や達成動機の不足ではないところに、
ダイエットが失敗してしまう要因が潜んでいることがあります。

絶対に成功させるという意志の力が
不足していたわけではありませんので、
自分はダメな人間だなどとは決して思わないで下さい。

色々なダイエット方法を試してみること自体が楽しいならば、
それはそれでOKですが、
本気で体重を落し、体を引き締めたい場合には、
深層心理を探求するアプローチを試してみてはいかがでしょうか?

ダイエットが上手くいかない原因は、ほかにもあります。
次回は、それについて書きます。


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自分らしくいられない原因 その2

2017年09月02日

「自分らしくいられない」原因として、
前回は、ヒプノセラピーサイトのブログのほうに、
幼少期の親子関係のことを書きました。

今回は、また別の原因や理由について、考えてみましょう。

多次元セラピーには、「前提条件」という考え方があります。

前提条件の例を挙げてみると、たとえば…

「常に完璧でなければならない」

「(自分は)人の上に立たねばならない」 

「人を信じることは危険なことだ」

…などのように、
何かについて、固定されてしまった思考のことを指します。

「常に完璧でなければならない」という前提条件を持って
生きているAさんがいるとしましょう。

Aさんは、完璧であろうとして、あらゆる物事に対して、
いつでも完璧を目指して一生懸命に取り組みます。

そこに思考や検討が入り込む余地はなく、選択の余地さえなく、
ほとんど反射的、自動的という感じです。

Aさんは、自分が「常に完璧でなければならない」という思考を
持っていることに気付いていません。

また、なぜ完璧でなくてはならないのか、実はよくわかりません。

けれども、完璧であることは、Aさんにとって、当然のことであり、
絶対に譲れないこと、生きる基本姿勢になっているのです。

完璧であることは、高い評価や報酬、信頼や人望をもたらすかもしれません。

その一方で、完璧であろうとして頑張る中で、
神経をすり減らし、周囲と摩擦を起こして消耗し、
ストレスを溜めて、燃え尽きてしまう可能性もあるでしょう。

このような時、Aさんの前提条件は、Aさんを苦しめ、
否定的な影響を与えてしまいますので、
前提条件を見つけて、解放することが役立ちます。

多次元セラピーでは、前提条件が作られた起源に退行して、
なぜそうなったのか探求し、詳細を明らかにしていきます。

前提条件が解放されると、
完璧でなければならないという強い思いや衝動、
自動的な反応から、Aさんは自由になることが出来るのです。

さて、今度は、
本題である「自分らしくいられない」ことの理由に戻りましょう。

自分らしくいられないことの背景に、
もしもこうした前提条件があるとしたら、
その前提条件は、たとえば、
「自分らしくあってはならない」
あるいは「自分らしくしていたら危険である」
というものかもしれません。

多次元セラピーを使って、その起源に退行していくと、
今生の過去、たとえば幼少期や胎児期などに行き着くことがあります。

そして、そこからさらにおおもとの起源をたどって進むと、
しばしば前世・過去生の出来事に行き着きます。

自分らしく振舞ったことによって、兄弟姉妹の中で、
自分だけが親・養育者から愛されなかったり、

自分らしい言動によって、
家や財産、地位や仕事、大切な家族などを失い、
途方もない後悔や罪悪感を体験していたり、

大多数の人々とは異なる考えを持っていることで、
共同体や権力者から疎まれていたり、裁かれ処刑されていたり、

こうした何らかの深刻なトラウマ体験のさなかに、
「私はもう決して自分らしくしない」と決意してしまうのです。

その強い決意と苦悩が、転生を越えて持ち越され、
前提条件となって、その方の現在の人生全体に
影響を投げかけ続けるのです。

前提条件を解放するためには、
なぜそれが作られたのかを探求して、よく理解し、
その背後にあった出来事や人間関係を丹念に癒し、
前提条件を持っている必要がもはやなくなるまで
十分に癒す必要があります。

前提条件は、私たちが想像する以上に、
多くの人々の潜在意識下に存在しているようです。

生き辛さ、窮屈さ、生きている虚しさなどを感じることが多いならば、
前提条件があるかもしれない…と考えてみるのも良いでしょう。

さて、自分らしくいられないことの理由は、ほかにもありますので、
それについては、また次回、投稿します。

多次元セラピーで前提条件を癒す


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