痛みと癒しの真実 レイキヒーリングのエッセンス
私は、開業以来、
レイキヒーリングとレイキセミナーをさせていただいていますが、
レイキにご興味を持ち、レイキヒーリング体験セッションにお越しになる方は、
多くはないものの、途絶えることはありません。
日本発祥で伝統のあるレイキヒーリングは、
今もなお、多くの人々の心をとらえているようです。
細く長く続いて現在に至るっているところに、レイキの底力を感じます。
けれども、レイキセミナーやレイキ体験セッションにお越しになる
クライアントの方とお話をしていて、
たびたび残念な気分になることがあります。
それは、臼井霊気の核となる、
結果をコントロールしない純粋さ、無私で無心のワークである部分が
抜け落ちているレイキがあるようだということです。
初めてレイキを学ぶ方を対象としたレイキのデモンストレーションなどで、
レイキをしたお酒のアルコール成分が抜けて、
水のようになっているのを飲ませたり、
レイキをしたお砂糖を口にして、
甘さが消えているのを「効果」と称したりするのは、
本当にレイキ(ヒーリング)と言えるのかどうか、
私は大いに疑問です。
レイキは、ヒーラーの意志に基づいて、魔法のように痛みを取り去ったり、
熱を下げたりする手段ではありません。
ただしレイキヒーリングを実践するうちに、自然にそうなっていくことはあります。
最初からそれを期待してレイキヒーリングを始めることは、
あまりお勧めできません。
そこにはエゴやコントロールが入っているため波動が下がり、
レイキと言いながら、既にレイキではない低波動の何かに
変わってしまっている怖れがあるためです。
レイキが人から人へと伝えられていくうちに、
願望や期待が加わって、恣意的な解釈が行われ、
同じニーズを持つ方々は、その改悪を歓迎してしまうのかもしれません。
なぜ痛みを取り去ってはいけないのかということを考えてみるのは、
レイキヒーリングをされるに当たって、大切なことだと思います。
厄介な痛みや苦しみは、無い方が良いに決まっていても、
実はその背景には、その方の深いレベルの真実が存在している可能性があります。
たとえプロのレイキヒーラーを目指すのでなくても、
レイキを使う癒しということに携わる以上、
この重要なポイントについては、避けて通ることは出来ないでしょう。
何となくレイキにご興味をお持ちで、
そこから、なぜ痛みや不調が起こるのか、どのように癒しが起こるのか、
心と体のつながりや波動などに、あらためて関心を向けていただけたら、
レイキマスターとして、たいへん嬉しく思います。
その方のレイキヒーリングの実践を通じて、
ご家族の方々やお友だちにとっても、
痛みや不調に対するイメージや認識を、良い意味で変えていく
きっかけとなるのではないかと思っています。