このところ、セッションルームには、
多次元セラピープロ養成スクールの
受講生の方がよくお越しになっています。
今月は受講ペースを上げて、
集中的にマスターを目指す方もあり、
こちらもそのご予定に沿ってお伝えしています。
受講生の皆さまは、お仕事や介護、育児などでお忙しく、
ゆとりがある時は着実に進んでいきますが、
ひと月くらいブランクが空いて、
なかなか受講スケジュールを入れられないということもあります。
緩急は、悪くはありませんが、
あまりに間が空いてしまうと、
重要なポイントを忘れてしまったり、
おさらいに時間がかかってしまったりするでしょう。
その方の状況やご予定に合わせて日程を組めるのは、
マンツーマンのプライベートレッスンならでは、
受講ペースは、
その方の自発性次第ということにもなるようです。
スクールとしては、修了期限を設けず、
最大限、その方のご希望を尊重しています。
その理由は、なるべく多くの方々に、
多次元セラピー=ハンス・テンダムメソッドを習得していただき、
ケースを積んで使いこなし、
さらに数多くの方々の癒しのサポートに
大いに役立てていただきたいからです。
そのためには、
たくさんの方々が、ストレスなく学びつつ、
スクール修了を迎えること、
同時に多次元セラピーの基本をしっかりと見につけて
その後の実践を楽しく続けていただくことが
大切だと考えているのです。
スクール修了後も、実際のセッションで
迷ってしまったことや上手くいかなかったことなどを
お知らせいただければ、
ご質問やご相談には、いつでもお答えしています。
お悩みばかりでなく、成果、収穫や
新しい発見や気付きなども、
きっとたくさんあることでしょう。
私も、日々のセッションを通じて、
多次元セラピーにまつわるさまざまな体験を重ね、
ちょっとしたコツや気付いた点などを
スクールの中で出来る限りお伝えするようにしてきました。
今、受講なさっている方の中には、
20代の方々もおられ、
私の年齢から見ると、ほぼ子どもの世代に当たります。
いつか私が現役セラビストを退く日が来ても、
若い世代の受講生、修了生の方々が、
多次元セラピーの優れた点を活かし、工夫を凝らして、
いっそう発展させていっていただければ
このうえなく嬉しいことです。
そのためには、
私が理解し得たこと、経験から学んだことを
その方のよりよいセッションのための
ヒントとしていただけるように、
多次元セラピーのケースのご紹介や
エピソードなどを織り交ぜて、
限られたスクールの時間を
充実したものに出来たらと心がけています。
このところ、時間に追われ、
多次元セラピーのセッションケースを、
このホームページ上に掲載することもままならないのですが、
なるべくご紹介できるようにしたいと考えています。
私の意気込みはともかく、
受講される皆さまのモチベーションの維持は
長丁場のスクールだけに、なかなか難しいこともあるようです。
そこで、モチベーションを上げて、
最後まで楽しく習得するためのコツを考えてみました。
多次元セラピープロ養成スクールは、
お伝えする概念と言葉が難解であり、
まだプロのヒプノセラピストとして
お仕事をされたことのない方にとっては、
なおさらたいへんなようです。
たくさんの事がらを、未経験のまま理論として理解し、
メモを取って頭の中に組立てなくてはなりません。
いちばんネックとなるのは、
この未経験という部分だと思います。
現在、他のお仕事をされていたり、専業主婦であったりする方は、
スクールを受講される際、
あたかもプロのセラピストとなったかのような
姿勢や気持ちで臨まれるとよいでしょう。
近い将来、開業を目指している方は、未来に夢を持って、
楽しく多次元セラピーを実践している姿をイメージしながら
進んでいかれるとよいです。
とはいえ、奥ゆかしい方や、遠慮がちな方、
ご自分に厳しく、ご自分に対する要求水準が高い方の場合は、
学べば学ぶほど、多次元セラピーの難しさに反応してしまい、
むしろ不安になり、自信を無くしていかれるのも
残念ながら、時おり目にするところです。
受講しながら、ご自分に出来るかどうか…
ということを考え込んでしまうのは、
お勧め出来ません。
出来る・出来ないは、まだ実践してみていない時点で
考えても仕方がないことです。
出来るかどうか…ということでいうならば、
志を持ってスクールに来られた方々は、
もちろん出来るようになられるでしょう。
ただし「最初から」「上手に」出来る…
などということはあり得ないということも
知っておきましょう。
私がお勧めしたいのは、
既にセラピストになった‥と仮定して、
学んだ方法をどのような方に使ってみることが出来そうか?
その時、クライアントさんと、
どのような対話のやり取りになっていくか?
そちらに焦点を合わせて、想像しながら講義を聞くことです。
あまり不安を持たずに、意欲的に進んでいかれる方は、
こうしたイメージを、自然に使われていることが多いようです。
多次元セラピーが出来る・出来ない、
多次元セラピストになれる・なれない…から、
「どんなふうに使ってみたいか? 」
「どんなテーマにこの手法を使っていくか?」
「この問いかけに対して、
クライアントさんは、どういったお答えを返してくるのか?」
‥といったことを、
具体的にイメージしながら受講してみましょう。
経験がなくても、イメージするのは自由です。
近い将来、実際にセッションで多次元セラピーを使う日が来た時、
たとえ受講中のイメージが裏切られることがあったとしても、
そこには予想外の何かが見つかるはずであり、
それによって、より深い理解がもたらされるのではないでしょうか?
ご自分をジャッジしてしまう局面を越えて、
このように実践的に学んでいくほうが、
その後の練習にもはるかに役立ち、
着実にスキルアップしていかれることでしょう。
難しく考えずに、ご自分を追い詰め過ぎないで、
少しずつ理解を深め、ゆっくりと上達していきましょう。
多次元セラピー プロ養成スクール