多次元セラピー(=新しいトランスパーソナル退行療法)セッション、多次元セラピーのプロ養成スクールで心の癒しと原因不明の不調解放、多次元に渡る魂の探求、自己実現をサポートします。スカイプ・神奈川

時間にまつわる悩み、時間感覚のシフト

2021年07月09日

時間にまつわるお悩みで、多くの方が

やらなくてはいけないことを先延ばしにしてしまう」ことに

悩んでいらっしゃいます。

時間を効率よく使うことが出来ない

「予定を立てていても、ついダラダラと過ごしてしまう。」

ということも、セッションの際のお悩みや、

潜在意識の活用セミナーのテーマとして、たびたび出てくるものです。

皆さまはいかがでしょうか?

これまでのケースを振り返ると、

このようなお悩みを持つ方は、前向きで、向上心が高いことが多いです。

現状を冷静に分析し、問題点を見つけ出し、

改善しようと真面目に取り組む…

よりよい時間の使い方、時間の過ごし方を求めて努力し、

セッションやセミナーを活用されているのですから、

本当に素晴らしいことだと思います。

時間を何とかしたいというのは、日常的でありながら、

実は深遠なテーマです。

その方が、日頃、

時間をどのようにとらえていらっしゃるかということが

反映されているためです。

年齢や職業、立場、環境、

その方が置かれている状況などによって、

時間のとらえ方や感覚は、かなり異なっています。

そのため、たとえば「先延ばし」という同じテーマであっても、

どんな方法を選び、どのように進めていくかは、

その方によって、違ってくるのです。

時間にまつわる悩みを癒す方法

ヒプノセラピーには、

サブパーソナリティ(副人格)というセッションがあります。

ものごとを先延ばしにしてしまうサブパーソナリティ(副人格)が

心の中に存在しているのだと考えてみると、

何らかの理由で、そのサブパーソナリティが、

先延ばしをさせていることになります。

なぜそうしているのか、その理由を理解すると共に、

先延ばしをしないようにするのは、何が必要なのかを探っていきます。

先延ばしにしてしまうことが、過去または過去生のトラウマ体験や、

幼少期の親子関係に端を発していることもあります。

その場合は、多次元セラピーを用いて、

先延ばしが始まった起源へと退行し、

どのような経緯でそうなっていったのかを探求することが出来ます。

なぜそうなのかを理解することで、癒しと解放、変容が促されます。

客観的に見て、時間の感覚や使い方に問題がないとしても、

その方が完璧を望んでいる場合や、

ご自分をジャッジし、非難する傾向が強い場合には、

現状を問題視してしまうことがあるでしょう。

また、時間の使い方を改善することによって、

何かを回避したい場合、何らかの利益を得られる場合もあります。

心理面からエネルギーの領域にまで視野を広げてみると、

時間の使い方について、ご自分の感覚を奪われ、

他者の感覚を押し付けられていたり、

あるいは大切な相手の感覚を、

自ら引き受けてしまっていることもあります。

エンパス、HSP、エネルギーに敏感な方によく起こっていることです。

このようなケースでは、多次元セラピー、ヒプノセラピーではなく、

より総体的にエネルギーフィールド(オーラ)にはたらきかけ、

量子レベルから浄化や変容を促すヒーリングが有効となります。

時間のとらえ方、時間の感覚、時間の過ごし方は、

その方のこれまでの人生の体験や、周囲の人々から受けた影響、

人生観、世界観などと無関係ではないのです。

時間との競争 と doing

決められた時刻までに、立てた予定をこなせていたら、

ほっとして、良い気分になります。

午前0時に日付けが変わる前に、

今日やるべきことは、すべて終えていなければなりません。

考えてみれば、私たちは、追い抜いたり、追い抜かれたり

常に時間と会いかけっこをしているような状態にあるようです。

そして、それが高じると、

時間と競争しているかのようになります。

疾走する時間。

そのスピードと同じくらいの速さをキープして、並走して進んでいくか、

または追い越さんばかりに加速する…。

ご自分の時間に対する感覚について、

鳥瞰するように客観的に眺め、

周囲の人々それぞれの時間感覚を観察し、

今までと異なる時間感覚の可能性について、

思いを向けてみるのもよさそうです。

もしも、現在、時間との戦いの最中にある場合は、

可能であれば休戦に持ち込むか、

あるいはしばらくの間、そのレースから降りてみましょう。

果たして何もしない時間を作れるでしょうか?

私たちが競争状態にある時、私たちは、doing モードに入っています。

動いて、動き続けて、結果を出す、そしてまた動き続ける、

その繰り返しです。

それを離れてみると、今度は being モードに入ります。

何もしない、ただ在る…という夢のような時間感覚、時間の過ごし方です。

行動をしないばかりか、思考すらも離れて、

自然に耳に入ってくる物音や、そよ風が頬をなでる皮膚感覚、

目に映る風景や事物と共に過ごします。

こうした being は、多くの方にとって、非日常です。

子どもの頃の感覚が思い出されたり、体感されたり…、

時間が止まってしまったかのような長い夏休みの一日の記憶が

ふとよみがえってきたり…

忙しい大人の方が、being  の中に入ると、

おそらく日頃の競争状態が、よりはっきりと認識されるでしょう。

doing を止めることは出来ませんが、

being  を意識的に作り出し、

時々 being の中に入って、時間の過ごし方や時間感覚に

メリハリをつけることは可能です。

ストレスや過労、心身の不調を覚える方は、

doing に傾き過ぎているかもしれません。

一度、振り返ってみることをお勧めします。

どの辺りでdoing と being のバランスが取れるのかは、

その方によって異なると思いますが、

ご自分の中のバランスを取り直してみると良いでしょう。

十分に being があると、 doing のパフォーマンスが上がり

doing をより楽しめるようになり、行動意欲も増すはずです。

時間の感覚を外してみたら…

being のひとときを作ることは、

現在の時間の感覚から一時的に外れてみることになりますが、

それとは異なる視点に立って時間の感覚を外すということもあります。

先日、「室町は今日もハードボイルド」の著者である

清水克行氏によるエッセーを、興味深く読ませていただきました。

中世には、「怠け」や「不精」を意味する

「懶惰(らんだ)」と「懈怠(けたい)」という言葉があり、

この2つの言葉は、意味に違いがあるのだとか。

今日やるべきことを明日にまわすのが「懈怠」であり、

明日やるべきことを今日やってしまうことを「懶惰」というのだそうです。

「…ただ、今日の仕事を明日に先延ばしすることが「怠け」であるというのはわかるにしても、明日の仕事を今日先回りして片づけてしまうことの、どこが「怠け」なのだろう。むしろ、それは勤勉なのではないのか。しかし、どうやら、そこには中世人なりの深い勤労観があったようだ。

https://www.shinchosha.co.jp/book/354161/

今日やるべきことを明日にまわすとは、

まさに「先延ばし」をしてしまうということになるでしょう。

現代に生きる私たちにもよくあること、

望ましくないとする意識は共通していて、よく理解できます。

ところが、明日やるべきことを今日やってしまうことが怠けとは、…!?

私たちは、明日やることを、今日やってしまったら、

時間を得したような、ちょっと良い気分になるのではないでしょうか?

その分、明日のスケジュールが空いて楽になるか、

または別のことをする時間が確保できたと考えて、

少しばかり嬉しくなるでしょう。

そこまで思わないとしても、少なくとも怠けというような

どちらかといえばネガティブな感覚は、おそらく持たないはずです。

もしかすると、明日のことを、今日のうちにしてしまった結果、

明日という日にすることがなくなり、

怠惰に過ごすことになる…ということなのでしょうか?

どうやら今日行うべきことは今日行うことが大切であるという意識と、

日常のペースを乱すことへの忌避感があるのかもしれません。

明日を先取りすることを良しとしない中世人の感覚と、

むしろ喜ばしく感じる現代人の感覚。

そうでない感覚や在り方があった過去の時代の記録に触れると、

現状をよりたやすく客観視できそうです。

現在の感覚と意識の中にいて、さらにスピードアップし、

より良い効率を求め続けるのも悪くはありませんが、

いったんその枠組みを外した上で、

時間と向かい合うというのはどうでしょうか?

たとえば、今日という日の充実感

そして自分なりのペースや自分独自のリズムを尊重すること

明日、何が起こるかは、誰にもわからないですし、

そもそも明日という日が来るのかどうかすら、わからないのですから、

とにかく今日という日を、最大限、大切に過ごし、

その充実感の中にとどまり、味わってみる。

その感覚と在り方は、

今、ここ」にいるということにもつながっているようです。

ここでいう充実感もペースもリズムも、すべて主観的なものですので、

社会生活の中で一日中それをするのは難しいことですが、

明日のことは考えず、まして先々のことなど考えずに、

今日を何よりも大切に過ごすことは、

お仕事がオフの時や、まとまった休暇の時などにやれそうです。

視界にあるのは、今日だけ… 違う風景が広がるかもしれません。

時間のとらえ方をポジティブに変容させる

時間は幻想であるとか、

時間の進み方は一定ではなく伸び縮みするとか、

時間とは、社会的に合意されて人工的に作られたとか、

全ての時間は今、ここにあるとか、

時間についてはさまざまなことが言われています。

私はセラピストとして、何人ものクライアントの方とお会いして、

同じ時代を生きていても、時間のとらえ方や感覚は単一のものではなく、

驚くほど個人差があることを、常々再認識させていただいています。

ご自分の時間に対する感覚について、客観的に眺め、

周囲の人々それぞれの時間感覚を観察し、想像し、

今までと異なる時間感覚の可能性について思いを向けてみるのは、

エキサイティングな探求です。

時間の感覚は、望みをかなえて幸せな未来を実現することにも

深く関わりを持つことです。

「あの時、こうしていたら…」  と考えたことのない方はいないでしょう。

この瞬間の選択によって、その先にあるもう一つの現実がもたらされ、

現在が変わると、未来が変わるためです。

幸せな未来の可能性をひらくセミナー では、

人間関係や社会・世界との関わりなどを振り返り、

現在をポジティブに変容させることで、

最高に幸せな未来の可能性をひらくことを目指します。

そのポジティブな変容の第2のシフトが、

時間を探求し、時間のスペシャリストとなるワークです。

セミナーでは、あなたの意識が変わるためのシフトのポイントが明確になり、

深層に眠っている素晴らしい資質や能力が再発見されるでしょう。

そして、未来志向の心の姿勢や考え方を理解することが出来ます。

意識が変わると、まず毎日の生活が変わり、

さらには未来が変わっていきます。

「時間の使い方を何とかしたい」という思いから、

時間の感覚そのもののシフトへ。

いっそう心地よく、現在の時を過ごすことから、

その先にある未来の、いっそう喜ばしく充実した時への扉が

ひらかれていくかもしれません。


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