2012年10月09日
催眠療法、退行療法、暗示療法 … など
どれもヒプノセラピーと関連の深い言葉があります。
ヒプノセラピーと催眠療法は同じ意味だと考えてよいと思いますが、
退行療法とは異なります。
一般的に国内では、ヒプノセラピーとは、
退行療法、暗示療法の両方を含むものとして受け取られています。
退行療法とは、退行(過去に戻る)セラピー。
これに対して暗示療法とは、暗示を使うセラピーなのですが、
多くの場合、退行をしないタイプのセラピーと同じような意味で
使われることか多いようです。
前世療法が、退行療法の一種だということは既にご存じでしょう。
今では人気を集めている前世療法ですが、
私がヒプノセラピーを学んでいた頃は、
胎児期退行、年齢退行と並んで「過去生退行」と言われ、
「前世療法」と呼ぶ人は、周囲にあまりいませんでした。
その頃使っていたテキストにも、
過去生(過去世)退行と表記されていました。
今では「前世療法」というほうがわかりやすく、
前世という響きの怪しさも薄れ、格段になじみやすくなりました。
言葉の意味は時代とともに変化し、
微妙なニュアンスが加わることもあります。
多次元セラピーをセッションに取り入れ始めた2006年当時、
「多次元セラピーは退行療法です」とお伝えすると、
それはヒプノセラピーなのか、そうでないのかと
聞き返されることもしばしば。
「退行療法」は、前世療法などと比較すると、
単独ではまだそれほど普及していない言葉だとしたら、
少し残念なことです。
ハンス・テンダム博士の多次元セラピーのレクチャーには、
(暗示療法ではない) 「退行療法」へのプライドと自負心が感じられました。
多次元セラピーのロングコースを2009年に修了後、
日々、個人セッションで多次元セラピーを実践する中で、
「退行療法」の認知度が上がり、
その効果についてもっとよくご理解いただきたいという思いが、
ますます強くなっています。
9月にホームページをリニューアルし、新しいスクールを設けたのも、
そろそろ退行療法としての多次元セラピーを、
ヒプノセラピーと区別して表現してよいと感じたためです。
これまでのスクールは「ヒプノセラピー・前世療法のスクール」
新しいほうは、「多次元セラピー・前世療法のスクール」という名称です。
新設の「多次元セラピーと前世療法のスクール」には、
暗示療法と自己催眠(自己暗示) が含まれず、
その代わりに、退行療法全般と、退行療法である多次元セラピーを
専門的にじっくりと習得していただけるカリキュラムとなっています。
名称の中に「前世療法」という言葉を加えたのは、
前世療法はヒプノセラピーの一種とみなされているか、
あるいは前世療法は退行療法の一種とみなされているか、
そのあたりをより明確に整理し、
一見してすぐにわかるようにしたかったためです。
多次元セラピーとヒプノセラピーの関係も、
両者の共通点と相違点をご理解いただけるように、
まずはこの二つの名称を区別することにし、
HPタイトルを「多次元ヒプノセラピー」から
「多次元セラピー・ヒプノセラピー」に変えました。
多次元セラピーと従来のヒプノセラピーとは
異なる手法であることをはっきりと示したい…、
退行療法としての多次元セラピーをもっとアピールしたい…
…そんな気持ちの表現でもあります。
これをお読みくださっている方の中に、
退行療法、前世療法、暗示療法のどのセッションがよいのか、
どちらのスクールを選んだらよいのか、迷っていらっしゃる方がありましたら、
どうぞお気軽にご相談いただければと思います。
タグ:ヒプノセラピー, 前世療法, 多次元セラピー, 退行療法
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2012年05月05日
今日は「多次元セラピー・前世療法上級コース」の
最終回でした。
ベーシック・コースからアドバンス・コース、
そして多次元セラピー上級コースに進まれる間に、
初めてヒプノセラピーを学ばれる方は、
少しずつヒプノセラピーの特長や面白さに触れ、
理解を深められ、
新たな意欲を持たれることが多いようです。
最終回の今日は、多次元セラピーの全貌が分かり、
一つのケースを題材として、
最初から最後まで通しての
シミュレーション実習を致しました。
これからは、折に触れて練習を積み、スキルを高め、
開業後には、癒しのサポートの強力なツールの一つとして、
自在に使いこなしていかれることと期待しております。
「多次元セラピー上級コース」は、
最新の多次元セラピーの基本要素をお伝えするコースです。
多次元セラピーには、
従来のヒプノセラピーのようなシナリオや
定型的な誘導がありません。
クライアントさんとの対話の中で、
次に何をするか、どちらの方向を目指すかを
判断・選択しながら行う、
いわば即興演奏のような手法といってもよいでしょう。
クライアントさんの言葉や反応をお聴きしながら、
どうしたらよりよい解放が起こり、癒しが促されるか、
十分に探求ができ、問題が解決に向かうのか、
そして、深いカタルシスがもたらされるのかを考えます。
セッションの中での瞬間の判断には、
トランスパーソナルな知識と経験値、
直観が活かされていきます。
初心者の方にとっては、
その部分が大変さ・怖さでもあり、
また醍醐味・面白さでもあるでしょう。
私自身、多次元セラピーを何年続けていても、
さらに奥深い気付きや検討の余地を見出すことがよくあり、
今も、手応えとやりがいを、日々、受け取っています。
スクール上級コースでは、
受講生の方とともに、ケース事例を考察し、
もう一度学び直す気持ちでお伝えしています。
日本に紹介されて、まだ間もないこの新しい手法は、
斬新で問題解決力が高く、深い癒しがもたらされ、
いずれ広範囲に普及していくに違いありません。
現在のところ、
多次元セラピー有資格者はわずか8名程度、
有資格者には、スクールでその基本要素をお伝えする資格が与えられています。
その責任の重さを感じつつ、ひとりでも多くの方に、
多次元セラピーの真髄をご理解いただき、
上手に活用していただければと願いながら、
上級コースの中で、手法のノウハウをお伝えしています。
これまでに受講なさった方々のご感想は、
深い、面白い、新しい、難しい、凄い…というものが多く、
従来のヒプノセラピーとの明らかな相違に
驚かれることが少なくありません。
既にヒプノセラピストとして開業なさっている方にとっても
新たな視点からヒプノセラピーの流れを見直すことのできる
機会となるかもしれません。
また退行療法の奥深さに触れていただけるかもしれません。
深刻な問題やお悩み、原因不明の不調の解放などに
積極的に取り組まれ、
セッションのテーマの幅をもっと広げていきたい時などに、
多次元セラピーは大きな力となってくれることでしょう。
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タグ:多次元セラピープロ養成スクール, 退行療法
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2011年10月07日
ヒプノセラピーのメニューには、
退行するタイプのもの(退行療法)と、
退行しないタイプのものがあります。
退行とは、過去のある時点に戻ること。
戻っていく時点が60年前でも、
あるいは昨日でも、3時間前でも、
過去へ戻るのは、全て退行療法です。
退行(回帰)療法には、
年齢退行、胎児期退行、前世療法などがあります。
たとえば、「幼児期のトラウマ体験を癒したい」、
「前世療法をしてみたい」、「バーストラウマを癒したい」など、
目的がはっきりしている場合は、
メニューの選択に迷うことはないでしょう。
ところが、お悩みや問題によっては、
どのメニューを選んだらよいか
判断が難しいことがあります。
また、原因のわからない心身の不調がある場合にも、
原因を探ってみないことには、
選択がし辛いことになります。
このような時に最適なのが、「多次元セラピー」です。
たとえ原因がわからなくても、
扱う問題やセッションのテーマに、
直接関連する過去の時空へ、
ただちに退行することができるためです。
それが、一昨年であれ、幼児期であれ、
胎児期であれ、前世であれ、
すぐさま原因に関連した時空へ飛びます。
もしも「多次元セラピー」を使わないとしたら、
初回セッションは、年齢退行、
2回目は、胎児期退行、
3回目は、前世療法 … というように、
試行錯誤に時間を要することとなるかもしれません。
最初のセッションから、無駄のないセラピーができ、
一度だけのセッションでも原因の探求が可能となる、
それが「多次元セラピー」の優れた点ではないでしょうか?
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タグ:多次元セラピー, 多次元セラピーのスクール, 退行療法
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