多次元セラピー(=新しいトランスパーソナル退行療法)セッション、多次元セラピーのプロ養成スクールで心の癒しと原因不明の不調解放、多次元に渡る魂の探求、自己実現をサポートします。スカイプ・神奈川

人生を自分の手に ご先祖様に憑依されると?

2017年01月18日

揉め事や諍い、心身の不調などがあると、
ご自分の性格や言動が悪かったからこうなった…と反省したり、
不摂生、過労、ストレス過多、努力不足、適性の低い職種などを
主たる原因であると分析したりすることがあります。

他人や会社、家族、不運などのせいにするのではなく、
心の内側に目を向けて、しっかりと内省をされるのは
誰にでも行えることではありませんが、
セッションルームにお越しになる多くのクライアントの方々は、
ご自分を責め過ぎて、鬱々としてしまうことがあるようです。

後悔や自責の念は、心の健康ということで言えば、
あまりお勧め出来るものではありません。

否定的な想念や感情を長引かせ、
自然治癒力のはたらきが阻害されやすくなってしまいます。

おそらく世の中の大多数の方は、
自分に属していないエネルギーが
否定的な影響を及ぼす(=憑依) 可能性について
想像すらされていないのではないでしょうか?

多次元セラピーでは、これを「憑依」と呼び、
本来、在ってはならないこと、望ましくない状態、
セラピーで癒す必要がある対象とみなします。

ここで問題となるのは、憑依についての正しい情報が無いことによって、
ある種の憑依(エネルギー)を、むしろ歓迎されるべきものととらえて、
好意的に受け入れてしまうことです。

たとえば、ご両親や人生のパートナー、親友などをイメージしてみて下さい。

親密な絆で結ばれた大好きな相手のエネルギーが、
ご自分のエネルギーフィールド(オーラ)に付着または侵入するということを
望ましくないと考えることは、かなり難しいのではないでしょうか?

さらに、その方が既に亡くなられている場合には、
哀惜や愛着の思いによって、
いつも一緒にいて欲しい、守って欲しい、
ずっと支えて欲しいという気持ちになられたとしても、
それは自然な心の動きと感じられるでしょう。

仮に縁もゆかりもない何者かのエネルギーであったとしても、
その憑依存在が、友好的であり、的確なアドバイスを与えてくれる
頼もしい存在であったとしたら、いなくなってほしいと思うことはなく、
いつまでも仲良くしていきたいと受け入れてしまうかもしれません。

これこそが、憑依にまつわる厄介な問題の一つです。

好ましい憑依存在であると感じて受容してしまうと、
自分に属していない存在が居座ることを問題視しなくなります。

そして、多くの場合、何か問題が起こっても、それは自分が至らないせいであり、
憑依存在は懸命に助けようとしてくれているだけだと考えてしまう怖れがあるのです。

憑依存在は、たとえそれが最愛の相手や恩人、ご先祖様であったとしても、
決してそのままにしておいてはいけないものであることを
ぜひ知っていただければと思います。

自分以外のエネルギーが、オーラに存在していると、
人生や人解関係についての選択や判断、あらゆるレベルでの好悪などが、
その方の本質からのものではなくなってしまうためです。

気付かないうちにゆっくりと、あるいはある時点から急速に、
その方の人生は、その方のものではなくなっていくでしょう。

憑依している誰かの人生になっていることにも、
たぶん気付くことは無いでしょう。

その方が、今まで憑依ということになじみが無かった場合は、
このあたりのことについてご理解いただけるように、
セッションルームでは、丁寧に説明をしています。

なかなか難しいと思うのは、日本の美しい伝統として、
「ご先祖様がいつも見ていてくださる」
という絆や結び付きが強いことです。

ご先祖さまに手を合わせて、折に触れ、心を通わせることは
もちろん、否定されるべきことではありません。

見落としてはならないのは、そのご先祖さまが、
没後、十分に癒されて、高い次元から見守ってくれているのか、
それとも、子孫に対する執着が残り、
心配のあまり付きまとうようになっているのかということです。

生前、何かやり残したことがあり、それを果たしたいという強い思いから、
無意識のうちに、子孫の体や人生を使って、
思いを遂げそれを完了させようとしているならば、
どんなことが起こるか、想像してみて下さい。

多次元セラピーでは、憑依存在のことを、癒しを必要としている哀れな存在、
あるいは他者の体に入り込み留まろうとする利己的な存在と考えています。

相手に愛着を持ち、懐かしく慕わしいと思うことと、
体や意識を明け渡し、人生を乗っ取られることは、
全く別のことであると明確に認識しましょう。

誰か(子孫)に憑依している状態は、憑依存在(ご先祖様)自身にとっても、
望ましいものではありません。

愛着は愛着として、信頼や尊敬、愛の絆はそのままに、
憑依存在を十分に癒して、ご本人にとっての幸せを願い、叶えることが出来ます。

基本的には、心残りや執着、心配事などが無くなり、十分に癒されているならば、
あえて地上に留まり、誰かの体の中に居続けようとはしないものです。

その方のエネルギーフィールド(オーラ)の中には、
その方のエネルギーだけが在る…
それが健全な、あるべき状態です。

多次元セラピーでは、まず、誰が、どんな動機や目的で、
憑依をしているのかを明らかにしていきます。

そのうえで、癒す必要があるならば、
身体面、精神面、感情面、エネルギー面などあらゆるレベルから
十分に癒していきます。

すると、たいていの場合、他者のオーラに留まる必要がもはや無くなり、
居るべき自分の体や、光のもとへ、自ら帰っていこうとするものです。

その方のエネルギーフィールドから解放されたとしても、
愛着や親密さの絆は、損なわれることがありません。

癒された後の憑依存在は、より高い次元から、統合された意識をもって、
いつでもその方を見守り、祝福してくれることでしょう。

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その方のリソースを使う、安全な憑依の解放

2016年01月02日

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

ユニークアイメンタルサポートは、今日から仕事始め、
個人セッションでは、多次元セラピーを使って憑依を扱いました。

実は年末年始、連休など、私どもは、ほとんど無休です。

そうしている理由は幾つかあるのですが、
その一つが、差し迫ってお困りの方がセッションをご希望の時、
お越し頂けるようにしておきたいと考えているためです。

憑依というと、怪しいイメージを持たれるかもしれませんが、
探求していくにつれて、なぜそうなったのか?
どうしたら解放へ向かうのかを解きほぐしていくにつれて、
怖れるべき状態ではないことが次第に理解されていくものです。

とはいっても、憑依による影響は、なかなか深刻なものになります。

たとえば、理由のわからない心身の不調があったり、
理不尽な出来事が降りかかってきたり、
努力しているのに人間関係が崩壊していったり…ということか起こったら、
どんな方でも、不可解でやりきれない気持ちになるのではないでしょうか?

さらには感情や思考、行動など、
自分の意志の力ではコントロールが難しくなるとしたら、
日常生活に支障を来たしてしまいます。

解き明かされていくまでに被るダメージの大きさ、深刻さで言うと、
やはり憑依は放置できない問題となるのです。

というわけで、今年もまた、
憑依を扱う多次元セラピーからスタートすることに…。

過去につながりのあった知人や友人からの否定的な影響に加えて、
前世・過去生にまでその起源をさかのぼることが出来る
カルマ的な出来事やトラウマ的な出来事まで、
幾重にも重なり合う感情やエネルギー作用が及ぶ時、
どうしてこんなことに…という腹立たしさが湧いてくるでしょう。

憑依の中には、
その方の前世・過去生のパーソナリティによるものも含まれるのです。

前世・過去生の記憶は、通常は意識には残っていませんので、
なおさら不可解であると感じられることになるでしょう。

しかしながら、一方的にひどい目に合っている、
被害者となっているということは、実際にはあまり多くはないものです。

人間と人間の間に起こったさまざまな出来事を、
表面的な部分から、より深層のエネルギーに至るまで、
順番に、丁寧に、探求を続けて、明らかにしていくと、
感情、身体、精神に癒しと解放が起こり、
憑依の周辺にある事情やしがらみまでが明確になっていきます。

なるべくご要望に応じられるように心がけておりますので、
何かお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談下さい。

多次元セラピーのセッションは、対面セッションのほか、
スカイプ、お電話でも行うことが出来ます、

また、お電話の場合は、
夜間の時間帯にご予約いただける場合がございます。

よくわからない真実、真相は、潜在意識の中にそのヒントが在り、
解決への道筋もまた、そこには存在しています。

多次元セラピーは、特殊な能力や外部のものを使わずに、
その方に具わった自己治癒力、癒しの知恵とパワーを
リソースとして使いますので、きわめて安全です。

しかも癒しと解放のプロセスが細部まで全て分かりますので、
納得していただけるでしょう。

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ご質問の多い多次元セラピーの「憑依」について

2015年12月13日

多次元セラピーの憑依、憑依を解放する手法は、
通常のヒプノセラピーや退行療法にはない概念です。

多次元セラピーならでは…といっても良い特長なのですが、
言葉だけではわかりにくい面も多いかと思います

憑依とは、その方に属していない何らかのエネルギーが
否定的な影響を及ぼしている状態です。

といっても、現在、ご自分に起こっていることが、
憑依によるものなのか、そうではないのか、
判断がつかないこともあるでしょう。

多次元セラピー(トランスパーソナル退行療法)は、
原因が何であっても、その起源に退行することで、
癒しと解放に向かわせることが出来るものです。

従って憑依が原因なのかどうかわからなかったとしても、
多次元セラピーのセッションを終えてみれば、
どこから問題がやってきていたのかが明らかとなり、
なぜそうなったのかということもわかります。

エネルギー感受性が高い方や敏感な方は、
憑依があることに、ご自分で気付かれることがあるかもしれません。

また、何か支障を来たしている時、憑依ではないかと
相談した相手から指摘された…という場合もあるでしょう。

けれども元々憑依ということをあまり聞いたことがなく、
関心もないという方は、
ご自分に何が起こっているのか、どうしてこうなっているのか、
よくわからないまま、改善方法を求めて、
さまざまなセラピーやヒーリング、代替療法の世界を訪ね歩く…
といったことにもりかねません。

そこで、憑依についてよりよくご理解いただくための参考として、
憑依が起こった時、どのようなことが起こるかについて
これまでのケースからご紹介してみましょう。

いちばんわかりやすいのは、原因不明の心身の不調です。

憑依だけが、そうなる原因ではありませんが、
医学的な診断がつかない、あるいは治療の結果が出ない場合、
一つの可能性として、心の深層、潜在意識の中に、
その原因を見つけ出すことが出来る場合が多いのです。

ちなみにインナーチャイルドやインナーペアレントの問題、
忘れ去られていたトラウマ、
家族関係や職場の人間関係などのストレスなどが、
直接、関わっている場合でも、
同時に他者のエネルギーもまた関与していて、
結果として憑依が起こっていたとわかる場合もあります。

ほかには、慢性疲労、気力・体力など、
これではいけないと思いつつ、頑張ろうとしても、
どうしてもエネルギーが湧いてこないことがあります。

また身体的な違和感、痛み、しぴれ、痒み、冷え、熱感などもあります。
意志とは無関係に体が動いてしまったり、
重さなどの感覚が起こったりすることもあります。

これらは、しばらく経つと治まるのですが、その後、また再発して
繰り返されることが少なくありません。

過去のケースでは、手足が勝手に動き出したり、
少しも面白いと思っていないのに、
声を上げて笑い出してしまう…ということもありました。

精神的な影響としては、理由が思い当たらない不安、怒り、寂しさ、
孤独感、欠乏感、破壊衝動などが、繰り返し感じられることがあります。

特定の観念や信念として意識に上ることもあります。

たとえば、なぜか理由はわからないけれど、交通事故に合うのではないかと怖れる、
恋人に裏切られるような気がする、嫌な目に合うような気がする…といったことです。

自殺や殺人といった概念やイメージが繰り返し頭に浮かぶほか、
誰かに尾行されている、電波を送られ続けているというような
脅迫観念が出てくることもあります。

また、特定の物事に強く惹かれ、嗜癖や中毒のように耽溺していくことがあります。
買い物をやめられない、甘いものをやめられないなどは、
努力や意志の力では改善が難しいと感じられるかもしれません。

ここに挙げた例は、その方が主観的に感じられていることですが、
実は憑依の厄介なところは、周囲の環境や人間関係にも
その影響が及ぶことがあるということです。

周囲から無視される、孤立する、誹謗中傷、いじめ、否定的なことで注目されて目立つ、
妬みや恨みを買う…という人間関係上の問題のほかに、
仕事上のミス、紛失、理不尽な配置換えやリストラなど。

物理的な影響としては、
水漏れ、異臭、騒音、パソコンの不具合、電機器具の故障など。

一見、日常生活の中で、普通に起こるようなことも、
その背後には憑依、すなわち自分に属していないエネルギーによる
否定的な影響が潜んでいることがあるのです。

この記事を読まれた方が、憑依があるのではないかと過度に怖れ、
心配されることは、私の本意ではありません

日々の生活に支障を来たしていないのであれば、
気にしないでやり過ごしたらよいと思います。

けれどもどれほど努力を重ねてみても解決に至らない深刻な状態が続いている時、
トランスパーソナルな観点に立ってみると、
憑依や目には見えないエネルギー作用ということが視野に入ってきて、
よい方向へ向かう糸口を見出すことが出来ることがあります。

多次元セラピーをしてみると、憑依がある場合は、
憑依しているのが何であるかを特定し、
憑依存在を癒して解放するだけではなく、
いつ、どのような状況で、なぜそれが始まったのかということも分かります。

その方がご自分で憑依存在と対話をしますので、
憑依存在の意図や目的を理解することも出来ます。

またたとえ原因が憑依でなかったとしても、当然のことですが、
起源へ退行して何が起こっていたのかを知り、癒して解放することが出来ます。

何か気になると感じられましたら、多次元セラピーを、
一度、お試しになってみてはいかがでしょうか?

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本当に自分の前世であるかどうか疑問が残る時

2015年11月06日

先日、前世・過去生について、ご質問をいただきました。

前世・過去生でのご家族とのつながりを知るために、
ヒプノセラピーの「ハイアーセルフ」セッションで、
ハイアーセルフに直接訊ねるという方法を選ばれたのですが、
後日、ご自宅で、ハイアーセルフに同じ問いかけをしたところ、
セッションとは異なる答えが返ってきたということです。

同じことを訪ねて違う答えが返ってくるのは、不可解なことであり、
ハイアーセルフを信じられなくなりそうだということでした。

そのお気持ちはよく分かります。

なぜこのようなことが起こってしまったのでしょうか?

トランスパーソナルな観点から考えてみると、
私たちが生活しているリアリティには、
もう一つの見えない世界が重なり合っていると
考えることが出来ます。

魂や霊、精霊、エンティティ、エネルギー的な作用などの在る場です。

エネルギーに敏感な方や、繊細な感性をお持ちの方、
エンパス、サイキック、霊媒体質と呼ばれる方々は、
五感で感知できる物理的な事物とともに、
意識的、無意識的に、こうしたエネルギーにも反応していることが
よくあります。

こうした敏感な方々が、前世・過去生へ退行してみた時、
そこに現れてきた前世・過去生のイメージが、
実はその方の前世・過去生ではないということが、
しばしばあるのです。

その前世・過去生は、その方のご家族やお友だちの
前世・過去生である場合があります。

またその方に憑依している存在の前世・過去生である場合もあるでしょう。

驚かれるかもしれませんが、
多次元セラピーによる前世療法をさせていただいていると、
こうしたケースには、頻繁に出会います。

通常のオーソドックスな前世療法においては、
その方の前世ではなく、誰か別人の前世…ということが
そもそも想定されていないため、
こうした問題が意識化されることはほとんどありません。

けれどもトランスパーソナルセラピーである多次元セラピーにおいては、
このような可能性も含めて、
見えない世界で起こり得ることが想定されています。

それらを適切に扱って、正確に安全に探求を続けるための
工夫や手法を持っているのです。

イメージの中に現れた前世・過去生が、
果たして本当にその方の前世・過去生であるのか?
また現れた人物が、本当にその方の前世のパーソナリティなのか?
多次元セラピーを使うと判別ができ、真実を知ることが出来ます。

ご質問の件に戻りましょう。

前世・過去生を探求する方法として、
ハイアーセルフに会い、直接、質問を投げかけて答えを受け取るのが、
ヒプノセラピーのハイアーセルフというセッションです。

ハイアーセルフは、最高次元の自己、
疑問や迷いに対する最善の答えを既に知っている叡智に溢れる自分です。

普通に考えるならば、
ハイアーセルフに会いに行って、
ハイアーセルフ以外の存在が出てくるということはないはずです。

けれども、こちらもトランスパーソナルな観点で捉えるならば、
さまざまな存在が、まるでハイアーセルフのようなふりをして
真実ではないメッセージを伝えてくる可能性は、
否定できないことになるのです。

からかいや冗談ならばまだしも、
悪意ある妨害や策略、否定的な影響を意図した攻撃なども
ないとは言えません。

見えない世界は、物理的な世界と同様に、
光と闇か共に存在する場所です。

そうしたことを視野に入れると、冒頭のご質問の件は、
ハイアーセルフが果たして本当にハイアーセルフなのか?
前世・過去生が、本当にその方の前世・過去生なのか…?
ということについても考える必要があります。

その方の本当の前世ではないのに、そう信じ込んでしまったり、
そこから否定的な影響を受けてしまったりするのは、
きわめて有害なことです。

このような疑問を持たれた場合は、通常のヒプノセラピーではなく、
多次元セラピーによる前世療法を試してみると良いでしょう。

前世・過去生を探求する方法として、人気のある2つのセッション、
前世療法とハイアーセルフ。

どちらも癒しと気付きをもたらす素晴らしいセッションではありますが、
ハイアーセルフのセッションや、従来の前世療法セッションで受け取った
前世・過去生に疑問が残るようでしたら、
多次元セラピーによる前世療法を、
一度お試しになられることをお勧め致します。

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多次元セラピー研究会 交換セッションと一人練習セッション

2015年09月05日

朝晩、涼しい風が吹き、どこからか虫の声も聞こえて…
秋の訪れを感じさせてくれます。

ユニークアイメンタルサポートでは、
今年上半期入学の
「多次元セラピースクール」受講生の方々のほとんどが、
修了の時期を迎えられました。

現在、10月期生を募集中です。

先月は、スクールのしめくくりとして、
多次元セラピー研究会が、3回ほど開催されました。

そのほかにも、新しく学び始めた方もあり、
部分的な練習や、メール・お電話によるご質問など、
多次元セラピー関連の動きが活発なひと月となりました。

夏場だから…というわけでもないと思うのですが、
特に関心を集めていたのは、憑依。

憑依を解放する手法は、エネルギーに敏感な方や、
実際に問題が起こってお困りの方、
原因不明の不調でお悩みの方などに、即時、役立つものです。

手法そのものは、
理論の解説に沿って、正しく行っていただければ、
基本的な憑依の解放が出来るようになっているのですが、
問題は、どのような憑依が起こっているかということ…。

憑依存在には、さまざまな種類があり、
また予想外の動きがしばしば起こるため、
一般的な手順がそのまま通用するわけではありません。

多次元セラピーに限らず、ヒプノセラピーでも、
前世療法であっても、その方の潜在意識の中から現れるイメージは、
あらかじめ予測可能なものとは限らないのです。

そこで、柔軟な姿勢、臨機応変に対応する機転や工夫などが
求められることになります。

多次元セラピーの憑依については、特に予測が出来ず、
何が現れるか、本当にわかりません。

途方もない何かが出てきても、ひるまず、恐れず、
癒しのアプローチをとっていくことになります。

ですので、セラピー手順をひととおり理解したうえで、
後は、経験を積むことがとても大切になってくるのです。

経験値があれば、落ち着いてじっくりと
対話を続けていくことが出来るものです。

プロとして開業されると、日々のお仕事のケースの積み重ねが、
次に活かされていく良い循環となります。

けれども、まだほかのお仕事を続けながら、
開業準備をされている場合は、セッション回数が決して多くはならず、
扱うケースそのものが限られてしまうでしょう。

ご家族やお友だちにボランティアのクライアントをお願いするといっても、
ご都合が合わないこともあるでしょうし、
実は、友人や知人ではなく、
初対面の方にセッションをさせていただくほうが、
格段に実践力が身に付きます。

クライアントをしてくださる方がいないので、なかなか経験を積めない…
多次元セラピーをどんどん使って上手になっていきたいのに、使う機会がない…
これは駆け出しのセラピストがよく経験するジレンマです。

とはいえ、モニタークライアントであれ、
料金を払ってくださる通常のクライアントであれ、
誰かが来てくださるのを待っているばかりでは、経験を積めません。

このような時は、お一人で、
練習セッションをすることをお勧めしています。

多次元セラピーのセッションというと、
とりあえず、誰かお悩みをお持ちの方が来て…
というイメージをちょっと脇に置いて、
セラピストとクライアントの二役を、両方やってみましょう。

憑依に関しては、ご自分の問題にワークすることで、
さまざまな経験を積むことができるはずです。

憑依は、どんな場合でも、決して在ってはならないことです。

ひとり練習セッションによって、ご自分の心身やお部屋が
浄化され癒されていくのもメリットの一つです。

多次元セラピーは、何度ノートを見直されても、
手法が記憶に定着するばかりで、
それだけでは実践的な力とはなっていかないものです。

ちょっとした短い時間や、架空のテーマであってもかまいません。

実際のセッションさながらに、
次にどのような問いかけをして探求を続けていくか、
じっくりと考える思考力から、行き詰ってしまった時の工夫、
そしてハイペースで進める瞬発力まで、
良いトレーニングになることと思います。

多次元セラピーを学ばれたスクール修了生の方で、
お忙しくて、なかなか多次元セラピー研究会に参加できない場合や、
交換セッションをする自信を持てない場合には、
まずは「おひとり練習セッション」をしてみてはいかがでしょうか?

せっかく習った多次元セラピー、
実践することで、磨きがかかり、
驚くほどスキルアップしていくはずです。

しばらく遠ざかっていた方や、手放していた方も、
憑依の解放ワークは、
その部分だけを使っても効果が現れるものですので、
日常生活の中で、ちょっとした問題にお試しいただければと思います。

やり方をすっかり忘れてしまった…という場合は、
スクールの再受講も承りますし、
多次元セラピー研究会のクライアント役となる形で
おさらいすることも出来ます。

多次元セラピー=ハンス・テンダムメソッドは、
トランスパーソナルな探求と、心・身・魂の癒しと統合に優れた
素晴らしい手法であると思います。

その方ご自身はもちろん、ご家族など周囲の方々の癒しのために、
お一人でも多くの皆さまが、
多次元セラピーを実践していかれることを望んでいます。

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自分のものではない感情や感覚はどこから?  多次元セラピー

2015年08月17日

怒りや不安、寂しさなどは、
居心地がよくない感情として、あまり歓迎はされないものです。

けれども、そうした不快な感情があることで、
今、何が起こっているのか?
自分は何を求め、何に反応しているのか?
…などがわかるきっかけとなります。

「本当は優しい言葉をかけて欲しかったのに、
無視されてしまった…」という気持ちがわかったり、
「思っていたほど自分に自信を持っていなかった…」
などと気付かされることもあります。

そして、顕在意識(表層意識)においては、
なぜそんな感情が湧いてくるのか、振り返ってみてもわからない時、
潜在意識は本当の思いを伝えてくれるのです。

不安や怒りは、何かの拍子に突然、湧き起こってきて、
抑えきれないほど強いものとなることがあります。

しばらくの間、圧倒され、翻弄されるままとなり、
何も考えられなくなってしまうような状態です。

このような時、私たちは、自分を責めてしまいがちです。

もう大人なのに、感情のコントロールが出来ていないのは、
恥ずべきことであり、あってはならない不始末とさえ思い、
落ち込んでしまうのです。

意志の力を使って感情を抑制しようとしたり、
簡単なワーク、たとえば深呼吸、マントラ、水を飲む、
甘いものを食べる、外に出るなどを、試してみたりするかもしれません。

冷静に分析をして、前向きに努力をしていくのは素晴らしいことですが、
実はそれだけでは解消できないこともあるのをご存じでしょうか?

一時的、一過性のものなどではなく、
幼少期や胎児期の記憶には残っていない体験から、
その猛烈な感情の波が押し寄せてきている場合があります。

またサブパーソナリティ(副人格) のセッションをしてみると、
想像もしていなかったサブパーソナリティの言い分がわかって愕然とし、
心の奥底に閉じ込めていた本当の本音と
向かい合うことになる可能性もあります。

感情の波は、ふだん軽視していたことや、見過ごしていたこと、
ないがしろにされていた気持ちを浮上させ、
癒されるのを待っていた何かに目を向けるのを
助け、促してくれるでしょう。

コントロールできないほど激しい感情がある場合、
もしかすると、前世・過去生の出来事からやってきている可能性もあります。

潜在意識の中には、記憶ではたどれない古い起源も
保存され続けているのです。

多くの皆さまが、あまり考えてみることのない可能性として、
その感情が、実はその方のものではない…ということあります。

感情の中には、誰か別の人物の同じ感情が含まれていたり、
それどころか、ほんのわずかな感情に、
圧倒的な他者の感情が加わって増幅され、
コントロールできないほどエスカレートさせていたりすることがあります。

外部から侵入している別人の感情があることを、
多次元セラピーでは、「憑依」と呼びます。

もしも憑依によって激しい感情が湧いてきているならば、
個人的な努力や頑張りによって解消されることはまずありません。

どんな理由や目的で、いつ、何が、憑依することになったのか、
丁寧に探求し、癒していくことになります。

憑依が解放されたならば、おそらく問題となっていた感情は、
その方が十分扱える程度の、普通レベルの感情に戻っていくはずです。

感情や感覚、時に思考、信念、行動パターンなどの問題は、
ここに挙げましたように、
実にさまざまなものが原因となって発生しています。

多次元セラピーでは、その原因がどこから来ているとしても、
一度のセッションで、問題の起源に戻り、癒して解放することが出来ます。

インナーチャイルド、年齢退行、胎児期退行、サブパーソナリティ、
前世療法など異なる種類のセッションを次々に行い、
数回に渡ってセッションを続けていかなくても済むことになります。

しかもたいへん効率が良く、問題の核心をはずすことなく、
直接的にアプローチができます。

目には見えないエネルギーや魂、カルマなどをも視野に入れた
トランスパーソナルセラピーですので、
想像もしていなかった原因と出会って驚かれるかもしれません。

驚いたりショックを受けたりは、
出来ることならば無いに越したことはないものの、
これまでに想定していたものを越えたところにある驚くべき原因がわかると、
それ以降、備えたり注意を払ったりし、
よりよい日々のための心がけに結び付くでしょう。

今生の過去、幼少期、両親との関係など、
理解が容易で記憶にも残っている出来事の背後には、
さまざまなエネルギーや心的メカニズムが作用していることがあります。

深いレベルで、感情、精神、身体、魂の全体に渡って探求しようとする時、
多次元セラピーは、きっと心強いサポーターとなってくれることでしょう。

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人生が邪魔されていると感じる時 憑依の探求と解放

2015年08月06日

人生を振り返ってみると、山あり、谷あり…。

全てが上手くいって、完璧…と言いきれる方は
おそらく多くはないと思うのですが、いかがでしょうか?

生きていれば、楽しいことや喜ばしいことばかりに
出会うわけではありません。

だからといって、否定的なところばかりが記憶に残って、
敗北感や後悔ばかり…ということも、
普通はあまり無いのではないでしょうか?

不可思議な体験やストレスを生み出した出来事は、
意識の外に追い出され、忘れられていくこともあるでしょう。

では、簡単に見過ごすことが出来ないような
深刻度の高い出来事の場合はどうでしょうか?

トランスパーソナルな観点では、
ある転生で心残りや自責の念、執着などがあると、
それがカルマとなって、のちの転生に持ち越され、
バランスがとれるような体験を引き寄せると言われます。

身に覚えがないのにやってくる理不尽で困難な状況、
不可解な失敗、普通に考えるとありえないような不幸・不運は、
そんなカルマバランスの結果、
もたらされたという見方も出来るかもしれません。

そして、もう一つの可能性として考えられるのが、
何ものかの否定的な作用や、悪意のある介入という捉え方です。

こうした否定的な作用や影響が及ぶ状態でお困りの方が、
多次元セラピーの個人セッションによくお越しになっています。

運が悪い…、努力や注意力が不足していた…と
受けとめていたことが、
多次元セラピーをしてみると、実はそうではなく、
何か特定の原因に行き着いた…ということがあるのです。

もちろん最初からそうした原因があると
感知されていたわけではありません。

多次元セラピーを使って問題にアプローチしていくうちに、
そのプロセスのどこかで、
思いも寄らない原因に遭遇するのです。

理屈で説明できないことは、私たちを混乱させ、心を傷付け、
落ち込ませたり、イライラさせたりします。

なぜそうなるのかわからないだけに、解釈のしようがなく、
どう対応したらよいか、行き詰ってしまうのです。

多次元セラピーでは、
こうした「よくわからない何か」を「憑依」とみなし、
潜在意識を丹念に探求していきます。

人生の重要な選択を左右し、
おおげさに言うと生死にかかわるような問題がある一方で、
日常的で些細な問題もあります。

たとえば、学生の頃、仲の良かった友人と
久しぶりに会う約束をした日に、
待ち合わせの場所を勘違いして会えなかった…、

大切な会議の会場に、
別の資料を間違えて持っていってしまった…
…というようなことがあります。

またいつも空いているはずのドアの鍵が、
(誰も触れていないはずなのに)
その日はなぜか閉まっていた…

昨日まで良好な人間関係だった相手が、
ある日、突然、無視するようになった…
…ということもあります。

大きな問題からそれほどではない問題に至るまで、
そこには介入している憑依存在があり、
憑依存在にも、さまざまなバックグラウンドや動機、目的、
ねらいなどがあることが、探求の中で徐々に判明し、
理解できるようになっていきます。

人生、嫌なことばかり…と感じられている方にとっては、
日々の努力や向上心、運気アップなどばかりでは
進む道が開けない場合もあるということになるでしょう。

何が起ころうと、その方の心が動揺せず、
身体的なコンディションや人間関係などにも
深刻な影響が及ばないのであれば、
特に問題はないかと思いますが、
心理的なダメージを受け、落ち込み、鬱々とした気分、
食欲不振、不眠、疲労感、無気力などに襲われた時には、
心の深層にある何らかの原因に意識を合わせ、
思い切って向かい合ってみてはいかがでしょうか?

潜在意識は、その答えを知っています。

そしてどのようにしたら、より良い状態となれるか、
心身が癒されていくのかをわかっていて、
それをやり遂げるパワーをしっかりと持っているのです。

憑依存在という呼び方は、一見、怪しげではありますが、
顕在意識では把握できず、目につかないところに隠れていて、
否定的なエネルギーを発している要因を指す言葉と
考えていただいてもよいでしょう。

意識の外に追いやっていた何かが、
潜在意識からのシグナルとして
癒されるべき重要な要素に
気付かせてくれることがあります。

日常の中には、顕在意識(通常の意識の状態) を越えた
トランスパーソナルで見えないエネルギーの動きというものが
想像している以上に存在しており、
心身の不調やちょっとした不運、非日常的な出来事という形で、
その片鱗を垣間見せてくれているのかもしれません。

日頃、目に見え、手で触れられる物理次元に
フォーカスして生活している私たちには、
それが少し不思議でもあり、幾分不気味にも感じられるのでしょう。

多次元セラピー 退行療法 トランスパーソナルな探求 憑依の解放


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ふいに現れた憑依存在 多次元セラピーセッション

2015年07月18日

先日、多次元セラピーの個人セッションで、
ご希望のテーマに関連する前世・過去生へ退行していきました。

多次元セラピーによる前世療法は、
従来の前世療法は少し異なる手法となります。

さて、前世・過去生において、どのような出来事が起こっていたのか、
探求を続けながら、詳細を明らかにしていき、
セッション終盤にさしかかった時、
クライアントの方が、
「誰かがそばにいるような気がする…」とおっしゃいました。

どうやら前世・過去生の中の登場人物なのではなさそうです。

そのままにしておかないほうが良いと言うご希望でもありましたので、
少し働きかけてみると、
それは、この前世・過去生とは何のつながりもない一人の男性でした。

では別の前世・過去生の誰かであるか…? というと、
そういうわけでもないようです。

すなわちクライアントさんの前世・過去生ではなく、
知り合いの人物でもありません。

その方に属していない存在=憑依存在であることが分かりました。

多次元セラピーでは、
その方に属していない何かが、
否定的な影響を及ぼしている状態を憑依と呼んでいます。

セッション中に、前後の脈絡とは関係なく、
探求を遮って現れてきたこの男性は、紛れもなく憑依存在でした。

クライアントの方は、たいそう驚かれたと思いますが、
実は、こうしたことは、それほど珍しいことではありません。

元々、その方に憑依が起こっていた場合は、
思いも寄らないタイミングで出てくることがあります。

またその方に憑依していたわけではなく、
その空間に入り込んできていたり、
もの珍しさからセラピーに興味を持って近づいてきたり
することがあります。

クライアントの方の前世・過去生に関わりのあった誰かと
つながりのある場合もあれば、
全く関係がない人物である場合もあります。

セッションでは、その方のご希望をお聞きして、
最初に選んだテーマからはいったん離れ、
現れた憑依存在にワークすることになります。

このセッションでは、その男性がどんな人で、
なぜここにやってきたのかという目的や動機を明らかにしたうえで、
その存在を癒して解放します。

その後、当初のテーマに戻って
多次元セラピーを続けていきます。

その方は、多次元セラピーのセッションが初めてという方でしたので、
事後カウンセリングの際、こうしたことをお伝えすると、
本当にびっくりされている様子でした。

多次元セラピー中に、
何かよくわからないものや、意外なものが出現してきたとしても、
無意識に遮断してしまったり、気のせいだと思ったりして、
そのことをセラピストに伝えていただけない場合もあります。

この方は、たいへん被暗示性が高く、
比較的しっかりとイメージ世界に入っておられ、
繊細な感性をお持ちだったため、
気付かれたのでしょう。

気付いて伝えていただければ、そのままにしておかず、
適切な対応をとることが出来ます。

憑依は、どんな場合でも、必ず否定的な影響を与えるものです。

ですから気付いて解放できるならば、
それに越したことはありません。

さて、この日のセッションを終えてクライアントの方が帰られた後、
多次元セラピースクールの修了生の方からメールが届いていました。

この方は、基本のベーシック・コース、アドバンス・コースから
多次元セラピー上級コースまでを習得され、
プロとして開業なさっておられる方です。

そのメールは、セッション中にテーマとは関係のない憑依存在が現れて、
セラピーが進まなくなって困る…と言う内容で、
その修了生の方も、ちょうど同じ日に、
ふいに現れた憑依存在にワークすることになったようです。

シンクロしていて面白いと感じました。

憑依が起こっていても、そのことに気付かれていないならば、
起こっていないのと同じことになります。

エネルギーに敏感な方や、サイキックな資質をお持ちの方、
感性の鋭い方は、ご自分の体験として、
見えてしまったり、体感したりされたことがあるかもしれません。

エンパスやいわゆる霊媒体質の方々にとっても、
覚えのあることでしょう。

このような方々には、ご自分のエネルギーフィールドを浄化して
安全に保護するノウハウをお伝えする
エネルギーメンテナンスのセミナー」や、
既に入り込んでいる憑依を解放するノウハウをお伝えする
セミナーなどをご紹介しています。

いずれも1日から2日間ほどで、
ご自分で行うことが出来るように実践的にお伝えしています。

見えないエネルギーを感じないほうだという方は、
あまり気にし過ぎることなく、過ごされたらよいと思います。

気にすることで、かえって問題が起こってしまっては、
本末転倒です。

現在、憑依があるのか無いのかを調べて、
憑依がある場合にはそれを癒して解放する個人セッションもあります。

気になる方は、一度お試しになられてはいかがでしょうか。

多次元セラピー 退行療法 トランスパーソナルな探求と癒し


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前世の恨みとカルマ 多次元セラピーの「憑依」

2014年08月27日

多次元セラピーは、退行療法ですので、胎児期や子どもの頃に戻ったり、
前世や過去生に退行する前世療法となることもあります。

前世療法ならば、多くの皆さまに知られるようになってきていますので、
実際のセッションでは、何となくこんな感じ…と思い描いていただきやすいでしょう。

けれども憑依については、お伝えしようとしても、
なかなかご理解いただきにくいようです。

そもそも憑依しているものが何であるか? ということを考えてみても、
体験したこともなければ、身近に起こっているわけでもないという方が
ほとんどなのではないでしょうか?

具体的にどのような理由で憑依を受けてしまうことになるのか、
今回、わかりやすいケースを一つ、ご紹介させていただくことになりました。

前世・過去生の悲惨な出来事によって生じたカルマが、
憑依の原因となってしまったケースです。

前世・過去生での執着、愛着、恨み、復讐心、後悔、罪悪感、
心残りや未完了の思いが、その後も持ち越され、
似たような状況や相手を再現するようにはたらくのが、
カルマの引力と言われるものです。

こちらのケースでは、前世・過去生での被害者・加害者関係が、
逆転して今生に持ち越されていたことが、探求を続ける中で、
明らかになっていきました。

まるで小説かドラマのように、
シンプルな構図を見て取ることが出来ます。

とはいえ、ご本人にとっては、たいへん深刻な問題が
引き起こされていたことになるののです。

わかりやすいとか、シンプルなどという表現では、
言い尽くせず、失礼に当たるかもしれません。

カルマについては、さまざまな誤解があるようです。

因果応報と言いますが、
過去に為された「悪いこと」の罰が、
今生のカルマを作るわけではありません。

むしろ本当は悪いことをしていたのかもしれない…という
ほんのわずかな後悔や罪悪感が、
同じ状況に、その方を連れていくのです。

カルマ的な状況では、激しい感情が生み出され、
それが転生を越えて続いていくことがあります。

前世・過去生のカルマによって、憑依が起こることは、
実際のセッションでは少なくありません。

ご興味のある方は、
多次元セラピーのセッションケースをご覧ください。

前世・過去生のカルマによって起こった憑依のケース


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他者の激しい感情が否定的に作用する時 多次元セラピーの憑依

2014年05月06日

多次元セラピーの憑依という考え方は、
その方の受け取り方によっては、怪しげな印象を与え、
誤解を受けやすいものとなる可能性があります。

心や潜在意識、エネルギーといった目には見えない世界のことですから、
それを体験なさったご本人でないと、リアリティが感じられず、
作り話のように思われるかもしれません。

実際に憑依を扱ったセッションケースをご紹介しにくい理由の一つには、
それをお伝えする的確な表現や言葉の選び方の難しさもあります。

イメージ世界の中で何が起こったのかということと、
現実にそのようなことが起こり得るのか…という点を区別して受け取って頂かないと、
思わぬ誤解を生み、多次元セラピーそのものに対する見方にも
よくない影響を与えてしまうでしょう。

多次元セラピーの憑依を解放する手法は、
潜在意識から受け取るイメージを使った心理療法ですので、
予想外の人物が登場し、想像もしていなかった展開となっても、
心身の癒しや問題の解決、軽減につながるならば、
意義あるものということになります。

最近のケースから、憑依の例をご紹介してみましょう。

AさんとBさんは、お知り合い同士、
特に仲が良いというわけではありませんが、
適度な距離を取りながら、お仕事上、時々顔を合わせる間柄です。

ある時Aさんは、Bさんのことが頭に浮かぶと、
Bさんのことを「怖い」と感じることに気付くようになりました。

Bさんは穏やかな人柄ですし、怖さを感じさせるような言動はこれまでに全くありません。

理由を考えてみても、思い当たることはありませんでした。

同席したくないほどの怖さではなかったものの、
週に何度かは会うことになる相手であったため、
Aさんは、Bさんに対して、なぜ理由のわからない怖さを覚えるのか、
探求してみたいと思われたのです。

多次元セラピーのセッションが始まります。

イメージの中に現れたのは、無表情な蝋人形のような女性、
瞬きもせず直立不動です。

話しかけてみると、不気味な笑いを見せました。
どうやらこの女性 (=bさん)は、Bさんのことを知っているようでした。

AさんがBさんを怖いと感じる原因は、この女性(=bさん)に関係があったようです。

AさんとBさんの間に、過去にどんなことが起こっていたのか
退行してみることにしました。

イメージは、ヨーロッパの石畳と馬車、
さらに美しい草原でくつろぐその女性一人の女性のイメージに変わっていきました。

その女性=aさんは17歳くらいで、長い髪をしています。貴族の令嬢のようです。
当時の社会では、そろそろ結婚する年齢に当たり、
親に決められたいいなずけがいました。

その直後、とんでもないことが起こりました。

実はこの女性の家と敵対するもう一つの家があり、                           
その家にも17歳くらいの娘さん=bさんがありました。
二人は同じ年であったため、何かに付けて比較され、
競争させられていたのです。

当人同士は、幼いころ、いっしょに遊んだこともある仲でした。
お互いのことを特に意識しているわけではなく、憎しみなども全くありません。

けれども地位や土地などをめぐる家同士の争いに巻き込まれ、
その争いは次第にエスカレートし、やがて激しい対立となっていったのです。

日本でも古来より、超自然的な力を用いる呪術師、陰陽師などを使って
敵対する相手をターゲットとして攻撃を加えることがあったようですが、
この時代にも、同様なことが行われていました。

aさんの一族は、呪術師に依頼して、秘密裡にbさんに呪いをかけ、
その結果、bさんは正気を失ってしまうのです。
暴れて物を壊したり、人をののしったり、
家族と使用人たちは部屋の外から
その様子を心配そうに見守ることしか出来ません。

怖ろしげな形相と常軌を逸したふるまいに、母親はノイローゼとなり、
bさんは、人目につかないように邸宅の奥深くに隔離されます。

このような状態ですから、いいなづけにすら合わせることが出来なくなり、
間もなく結婚話は白紙に戻ります。

一方、敵を陥れたaさんの一族は繁栄を続け、
aさんは結婚して子供を授かります。

aさんは、自分の親たちがbさんに何をしたのか知りません。

やがて少しずつ情報が漏れ伝わり、薄々気付くようになりましたが、
平穏に暮らしていました。

一方、bさんと、bさんの一族は、なぜ突然、こんなことになってしまったのか
分かりませんでした。

bさんの一族は新興勢力であり、呪術というものになじみがなかったようです。

bさんの呪いは解かれることなく、発狂状態のまま、年老いていきます。

長い間の隔離状態によって、bさんは人間としてのまともな生活を送ることが出来ず、
結婚をあきらめざるを得ず、子どもを授かることもない自分には価値が無いと落ち込み、
失意のうちに息を引き取ります。

これは、いわゆる前世で起こった出来事です。
加害者側一族のaさんは、Aさんの前世であり、
呪いをかけられて正気を失ったbさんは、Bさんの前世でした。

aさんの生まれ変わりであるAさんが、
なぜbさんの生まれ変わりであるBさんを怖いと感じるか
ここまでの経緯ではよくわからない部分があります。

なぜならば、一族同士、対立していたものの、
aさんとbさんは憎み合っていたわけではなく、
正気を失い直ちに隔離されたbさんの姿を、aさんが見ることはなかったからです。

またbさんは、なぜこうなってしまったのかわからないまま、亡くなっていますので、
狂気の原因がaさんやaさん一族にあるとは思ってもみなかったでしょう。

そこで、もう少し探求を続けてみると、
bさんが憑依を受けていることがわかってきたのです。
憑依していたのは、bさんの母親でした。

bさんの母親は、誇り高く、欲が深く、
家柄や地位、お金などに、元々大きな執着を持っており、
一族の実権を握っていました。
娘であるbさんを結婚させるに当たっても、
一族にとって有利な条件となるように目論み、画策していました。

それほどまでに期待をかけていた愛娘が、結婚を目前にして、
突然、正気を失ってしまい、全てが水の泡となったことをあきらめることが出来ず、
自分の思うとおりにならなかったことに対する怒りと恨みに我を忘れていたのです。

逆上した母親の怒りと恨み、そして嫉妬は、
主に娘のライバルであったaさんに向けられました。

我が娘に比べると、aさんのほうは健康であり、
何事もなく一族に利益をもたらす結婚をして、
順調に跡継ぎとなる子供も授かり、
穏やかに暮らしているのですから、その様子を見聞きするたびに、
妬ましさで気が狂わんばかりになっていました。

隔離されたままの娘の現状にプライドを傷つけられ、
もっと優秀な娘が欲しかった…と悔やみます。

b さんは、幼少期より母親に支配され、言いなりにさせられてきました。

正気を失っていても、そうでなかったとしても、
自由な意思や選択などは、おそらく認めてもらえなかったでしょう。

前世の加害者であるAさんが、被害者であるBさんを怖いと感じたのは、
Bさんではなく、Bさんに憑依していた母親の
怒りと恨み、妬みに対するものであったことが分かりました。

仮に憑依というとらえ方がなかったならば、
直接手を下していたのではないaさんが、
何が起こっているのかわからないまま亡くなったbさんを
「怖い」と感じる理由を解明することは困難であったはずです。

娘に執着し、あきらめきれない母親が、その娘に憑依するケースは、
多次元セラピーでは、珍しいものではありません。

血縁、利害関係やエネルギー的、感情的なつながりがあるためです。

この母親の想念や感情、特に怨念が、
娘であるbさんの中に入り込むと、まずbさんに否定的な影響を与え、
それ以外の関係者にもさまざまな影響が及ぶことになるのです。

多次元セラピー 退行療法 


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