多次元セラピー 密度が濃く効率のよいセッションも
先日、関西方面のご遠方から
多次元セラピーのセッションにお越しいただきました。
ご遠方といえば、北海道、東北、山陰、東海地域などから
お越しいただいたことがありますが、
今回は、あまり例のない時間制限のあるセッションでした。
たいへんお忙しくスケジュールが立て込んでおられるその方が、
セッションに使えるお時間は120分間のみ。
すぐに次のご予定へと移動しなければなりません。
前回のセッションで、既にじっくりとお話をお聴きしており、
あらかじめ今回のテーマを絞っていただいていました。
セッションルームに入ってからお帰りまで
あらかじめきっちりと時間が決まっていることは
それほど多くはないことです。
多次元セラピーには定型的な誘導がありません。
その代りに一足飛びに問題の核心に迫り
必要な時空の再体験だけを、念入りに行っていきます。
退行の再体験は、通常のヒプノセラピーよりももっと念入りで、
感情、思考、知覚、身体感覚、魂などあらゆる角度から
まるで探偵のように詳細を明らかにしていきます。
セッションの目標を達成するために
費やすべきところには十分な時間を配分し、
関連の薄い部分は省くような形です。
今回のセッションのテーマは比較的重いものでしたが、
問題となっていることの複数の起源に戻り、
なぜそうなってしまったのかを探求して癒し、
解放することができました。
120分の間、クライアントさんは沈黙する間がほとんど無く、
常に速いペースの対話がずっと続いていく密度の濃さです。
このようなフットワークの軽さと効率性が、
多次元セラピーの一つの特長です。
セッションの時間枠の中で
数多くのさまざまな時空へ退行し、たくさんのワークをします。
従来のヒプノセラピーのほうにも、良い点があります。
ゆっくりとしたペースで進みますので安心感が持てますし、
イメージの中に現れてこない部分にあえて触れ、
掘り起すことはあまりありません。
たとえば前世療法でしたら、
どんな前世だったのかひととおり全てを体験していきたい場合や
そもそも前世なるものを一度体験してみたい場合などは、
従来のヒプノセラピーの前世療法のほうをお勧めしています。
これに対して、はっきりとしたテーマがあり、
解決したいお悩みや、探求したい問題があるのならば、
問題解決力の高い多次元セラピーをするほうが良いでしょう。
原因のわからない心身の不調がある場合にも、
その起源が何であれ、そこに退行してワークできる
多次元セラピーが適しています。