前世の恨みとカルマ 多次元セラピーの「憑依」
多次元セラピーは、退行療法ですので、胎児期や子どもの頃に戻ったり、
前世や過去生に退行する前世療法となることもあります。
前世療法ならば、多くの皆さまに知られるようになってきていますので、
実際のセッションでは、何となくこんな感じ…と思い描いていただきやすいでしょう。
けれども憑依については、お伝えしようとしても、
なかなかご理解いただきにくいようです。
そもそも憑依しているものが何であるか? ということを考えてみても、
体験したこともなければ、身近に起こっているわけでもないという方が
ほとんどなのではないでしょうか?
具体的にどのような理由で憑依を受けてしまうことになるのか、
今回、わかりやすいケースを一つ、ご紹介させていただくことになりました。
前世・過去生の悲惨な出来事によって生じたカルマが、
憑依の原因となってしまったケースです。
前世・過去生での執着、愛着、恨み、復讐心、後悔、罪悪感、
心残りや未完了の思いが、その後も持ち越され、
似たような状況や相手を再現するようにはたらくのが、
カルマの引力と言われるものです。
こちらのケースでは、前世・過去生での被害者・加害者関係が、
逆転して今生に持ち越されていたことが、探求を続ける中で、
明らかになっていきました。
まるで小説かドラマのように、
シンプルな構図を見て取ることが出来ます。
とはいえ、ご本人にとっては、たいへん深刻な問題が
引き起こされていたことになるののです。
わかりやすいとか、シンプルなどという表現では、
言い尽くせず、失礼に当たるかもしれません。
カルマについては、さまざまな誤解があるようです。
因果応報と言いますが、
過去に為された「悪いこと」の罰が、
今生のカルマを作るわけではありません。
むしろ本当は悪いことをしていたのかもしれない…という
ほんのわずかな後悔や罪悪感が、
同じ状況に、その方を連れていくのです。
カルマ的な状況では、激しい感情が生み出され、
それが転生を越えて続いていくことがあります。
前世・過去生のカルマによって、憑依が起こることは、
実際のセッションでは少なくありません。
ご興味のある方は、
多次元セラピーのセッションケースをご覧ください。