その前世は、本当に自分の前世…? 多次元セラピーによる前世療法
原因のわからない心身の不調が起こり、
その原因を探求していくうちに、
前世・過去生へ自然に退行していくことがあります。
多次元セラピーとは、トランスパーソナルな退行療法ですので、
年齢退行、胎児期退行のほか、
前世・過去生への退行=すなわち前世療法などが
元々含まれているのです。
前世・過去生へ退行し、そこでどんな出来事が起こっていたのか、
具に再体験しながら、現在の不調との関連性を探求し、
解放が起こるように促します。
この時、リアルに再体験していたその前世・過去生が、
実際にはその方の前世ではなく、誰か別の人の前世であることが
判明することがあります。
こ自分の前世のパーソナリティであると思っていたその人物が、
実はその方とは何の関係もない誰か(の前世)であるらしい…と気付かれると、
少なからずショックを受け、驚かれることでしょう。
多次元セラピーによる前世療法では、
その前世のパーソナリティが感じていたこと、考えていたことなどを、
体感覚、知覚、感情、思考などあらゆる面から体験していきますので、
退行している間は、それが他人のものだとは思われないほど迫真性があり、
心を揺り動かされます。
たとえばその方と親密な関係にある誰かの前世ならば、
まるでご自分の前世であるかのように感じられることがあるでしょう。
そうであるだけに、多くの場合、まさか他人の前世であるとは到底思われないのです。
ご自分の前世と思っていたものが、実は他人の前世であったいうケースは、
実際のセッションのほか、多次元セラピー研究会などでもしばしば体験されることです。
ご自分の前世であるか、他者の前世であるか、どうして判別できるの…?
と思われるかもしれませんが、実は、多次元セラピーでは、
前世に登場する人物が、本当にその方の前世のパーソナリティであるか、
確認が必要となる局面が少なくありません。
その理由としては、
まず「憑依」という、その方に属していないエネルギーを視野に入れた
トランスパーソナルセラピーであること、
そして多次元に渡る意識時空を行き来することで、
セッションに登場する人物の数が多くなり、
人間関係が複雑になることなどが挙げられるでしょう。
そしてこれは特筆すべきことですが、
多次元セラピーは、イメージの中に現れたある人物が、
本当にその方の前世のパーソナリティであるか否かを
確認することが出来る方法を持っています。
こうした方法は、従来の前世療法にはなかった斬新なものです。
それ以前に、そもそも退行して訪れた前世が、その方の前世ではなく、
別人の前世であるという可能性自体が、
これまでは想定されていなかったと言ってもよいかもしれません。
多次元セラピーを体験していただくと、
その方ではない別人の前世に自然に退行していき、
しかもそれをリアルに再体験するということが
きわめて自然に起こり得ることを
受け入れていただけるようになるのではないでしょうか?
私たちの潜在意識の持つ不思議さや複雑さ、
人と人との心の親密さや境界線などということを
思い出させてくれる機会となるかもしれません。