人生に行き詰った時にこそ…
努力が空回りしてばかりで、空しい…
どうしたらよいのか、よくわからなくなった…
そんな状態が続いていて、
何とか道を切り開こうと、セッションにお越しになる場合があります。
場合がある…というよりも、
ほとんどのケースでこうした思いをお持ちであると
申し上げるほうが真実に近いと思います。
人生が行き詰ることは、誰にでもあることですし、
私にも覚えがあります。
このような時、今までやってきたことが無意味だったように思われ、
虚しさが込み上げてきますし、
目標を見失って、将来、どうなっていくのか、
不安が襲ってきたりもします。
けれども、暗礁に乗り上げたような、
行き詰ってしまったようなこの状態が、
実はビッグチャンスとなることがあるのです。
上手くいくことばかりでは、ご本人も気付かないまま、
限られた視野で物事を見続けることとなり、
異なる選択をしたほうが良いことや、
新しい可能性に気付くことが、かなわないためです。
上手くいかない時、人は振り返りをして、
確認したり吟味したりする機会を手に入れるでしょう。
もう一つ、こうした状況において、忘れたくないのは、
何が幸せなのか…? ということです。
活動的で、生産的で、前進しつつある勢いがあると、
満足感や充実感を得られます。
さらに周囲からも良い評価を受け取って、
それがいっそう力となる場合も多くなるでしょう。
しかしながら、、生産的でどんどん前に進んでいくことは、
本当に幸せなことでしょうか?
結果を出す、あるいは勝者、成功者となるという意味でいうならば、
たしかにそうなるかもしれません。
そうであっても、人間は、最初から最後まで、
最高スピードで人生を駆け抜けられるわけではありません。
時には速度を落し、時には立ち止まることで、
今まで見えなかった景色が、視野に入ってくるのです。
止まっている自分に、見たことのない景色が見えていることは、
他者にはわかりません。
そのため、何もしていないか、怠けているように
思われてしまうかもしれません。
でも、あなたの人生は、あなたの人生、
他の誰かが、責任を取ってくれるわけではないのです。
周囲からどう見られているかということよりも、
視野が広がり、見たことのない景色を目の当たりにして、
そこから何らかの気付きを得たり、何かを発見できたりしたら、
どうでしょうか?
私は、このような体験が、成長や進化、さらなる幸せには、
不可欠なのではないかと考えています。
さて、ここまで、一見、行き詰っているかのような状況にも、
実は水面下でたくさんのことが起こっているということをお伝えしたうえで、
もう少し、現実に目を向けて、どうしたら良いのかを考えてみましょう。
人生を、これまでよりも、いっそう豊かで充実した実りあるものにしたいと思う時、
何とかしようとセッションルームにお越しいただくのは、
その方の前向きなお気持ちがあればこそであり、
こうした意図なくして、未来が開かれていくことはないと私は思います。
そこで、何をしたら良いか、なのですが…
これまでのケースを振り返ると、クライアントの方がよく選択されるのは、
次の2種類のセッションです。
1つ目は、行き詰まりの原因となっているものを解放して軽くなり、
新たなスタートをするためのセッションです。
具体的には、量子レベルから不要なエネルギーを解放していくエネルギーヒーリングや、
原因を探求して解放する多次元セラピーのセッションが、
その代表的なものになります。
前者は、現在の人間関係や親御さんからの影響、トラウマなどのほか、
過去世からのカルマ的パターンや憑依的な要因まで、
きわめて幅広い領域・要素にワークして解放することが可能です。
後者の場合も、複数の原因にワークしますが、深く掘り下げて詳細を明らかにし、
丹念に癒して解放しますが、ヒーリングと大きく異なるのは、
何が足を引っ張っているのかをマインドで理解できることです。
2つ目は、「そもそも何をするためにここにいるのか?」
ということを見つけ出すセッションです。
何のために生まれてきたのか、
行き詰っていることにはどのような意味があるのか、
魂の計画や人生の目的を明らかにして、家族関係やパートナーシップ、
お仕事などにまつわる本当の目的と使命を理解するために行います。
現状から受けるダメ―ジを癒すことよりも、むしろより根本的な視点から
現状を読み解き、本来の進む道へと軌道修正していくために行います。
1つ目と2つ目の、どちらを選んだらよいのかと尋ねられたら、
その方が必要なほうを自由に選択されたらよいとお答えします。
本当は、どちらも共にお役に立つはずですので、
まずは解放をして、その後、本来の道を見つけ出すのがお勧めです。
その方によっては、1つ目のセッションにお越しになって、
解放と統合のプロセスが進んでいくにつれて、
自然に気付きが起こり、軌道修正されていくことがあります。
また、そもそもの進む道を確認できたことで、迷いが払拭され、
気力が湧いてきて、人生が流れるようになっていく場合もあります。
いずれにしましても、カウンセリングよりも、さらに踏み込んで、
その方ご自身の生きるパワーや自己治癒力を引き出す機会となる のが、
セラピーであり、ヒーリングということになります。
行き詰った時に、セラピストやヒーラーのヘルプを求めるのは、
敗北・後退することでもなければ、恥じることでもありません。
その方の内側に希望や理想のビジョン、潜在的な望みがあるからこそ、
何とかしたい、もっと向上したいという思いが湧いてきているのですから。
ご参考までに、どのようなアプローチを取るのか分からない場合や
迷っていて結論が出ない場合には、そのままでかまいませんので、
まずはご相談ください。
セッション当日に、ゆっくりとお話をお聴きして、
その方の状態に役立ちそうな方法を複数提案させていただき、
選んでいただけますので、お問い合わせをいただければと思います。