多次元セラピーが難しい方への代理セッション 憑依と憑き物払い
今週末は「多次元セラピー上級コース」を集中的にお伝えしています。
今日は、前回の「憑依」の続きから始まり、
さまざまなセッションケースを元に、憑依への対応方法を見ていきました。
多次元セラピーでは、その方に属さない何らかのエネルギーが、
その方に否定的に作用している時、
その原因を「憑依」存在と考えて(みなして)ワークします。
憑依存在というと、何か恐ろしげなものを想像されることが多いのですが、
憑依現象というものがあるか否かはさておき、
その方に否定的な影響を与えている
「投影された副人格」のエネルギーと考えていただくことができます。
副人格とは、サブパーソナリティ、
ヒプノセラピーのサブパーソナリティというメニューと
よく似たアプローチとなります。
何か問題が起こっている時、イメージの中で、
その問題を起こしている原因に「憑依存在」として出てきてもらい、
対話をしながら癒して解放していくのが
多次元セラピーの憑依の解放、すなわち「憑きもの払い」の手法です。
イメージの中で相対することができるならば、
その憑依存在の目的や動機がわかりますし、
理解して必要な対応を取ることができるのです。
こうした手法は、従来のヒプノセラピー、退行療法にはありませんでしたので、
多次元セラピーならではのユニークな方法といえるでしょう。
さてイメージの中で行う、憑依存在とのさまざまなやり取りは、
時としてたいへん複雑なプロセスとなり、時間もかかることがあります。
多次元セラピーを学び始めたばかりの方にとっては、
憑依存在側の厄介な反応に翻弄され、難航することも少なくありません。
けれどもあきらめずに実践を続け、経験を積んでいくならば、
その経験値によって次第に臨機応変に対応することができるようになっていきます。
多次元セラピーには、
代理セッションという方法があるのをご存知でしょうか?
たとえば小さなお子さんやパートナーアニマル、認知症の方、耳の不自由な方など、
直接多次元セラピーをさせていただくことが困難な方に対して、
どなたか別の方が、代わりにセッションにお越しいただくことで、
問題を解決して癒すことが出来るのです。
今日のスクールでは、そうした代理セッションのケースも
ゆっくりと見ていただきました。
心身の不調が起こっているにもかかわらず、
ご本人がそれに対して何もすることが出来ない状態というのは、
傍で見ているご家族やお友達にとって、たいへん辛いものです。
こんな時は、出来る限り身近な方、可能ならば生活を共になさっている方が、
その方の代わりに多次元セラピーを受けていただくことができます。
多次元セラピープロ養成スクールの上級コースでは、
代理セッションの方法についてもお伝えしています。
代理セッションは、ご本人が言葉を話すことが出来ない…など、
意思表示が難しい場合に限られます。
ご本人が、多次元セラピーをしたいのか、あるいはしたくないのか、
選択できる場合には、ご本人の許可をいただいてから行います。
これまでのケースでも、ご主人や奥さま、ご兄弟、ご親戚、
仲の良いお友だちなどに代理セッションをさせていただき、
良い方向に向かって進むための癒しのサポートをさせて頂いています。
もしも身近にそうした方がありましたら、
代理セッションが出来ることを思い出していただければと思います。