憑依存在を癒す理由は? 多次元セラピーの憑依 その2
憑依という言葉から、得体の知れない恐ろしいものという印象を
持たれるかもしれません。
が、憑依を解放する手法は、あくまでも心理療法の一つですので、
憑依現象や憑依存在そのものの有無については問題にすることはなく、
深く考えたくなければそれでもかまわないのです。
多次元セラピーでは、問題の原因を外在化して、対話を続けながら、
なぜ不調や違和感などがあるのかを探求します。
必要があれば、問題の起源に退行して、
何が起こっていたのかを再体験しながら解放していきます。
世の中で憑依を取り除く方法、つまり憑き物払いを行う方法といえば、
超自然的な力や霊能力を使うやり方が連想されます。
多くの場合、問題の原因となっているものが
どのようにして解放されるのかはよくわからないままであるか、
または知らされないことが少なくありません。
それに対して、多次元セラピーでは、
不調の原因を憑依存在とみなし、
クライアントさんがご自分でその存在と向かい合い、
コミュニケーションを通じて癒していきますので、
相手がどんな気持ちでいるのか、何を欲しているのか、
ご自分とどんなつながりがあるのかを直接、知ることが出来ます。
対話のやり取りの中で、相手(憑依存在=問題の原因)がどのように変化していくのか、
手に取るように理解でき、相手の言い分や背景にある事情、
人間関係などの情報も受け取ることが出来ます。
憑依存在を解放するプロセスについても、
その一部始終に関与し、主導権を持って進めていただき、
多次元セラピストはそれをしっかりとサポートする形となります。
解放した後は、今、イメージの中で起こったことを
納得していただけると思います。
多次元セラピーでは、憑依存在のことを、
癒される必要のある哀れな存在と考えています。
憑依存在などという忌まわしいものを癒すなんて
とんでもないと思われるかもしれませんが、
憑依存在をよく理解してあげたうえで十分に癒すのは、
それが結果的に問題の解決につながるからであり、
クライアントさんに深い癒しをもたらすことになるためです。